庭ふくろうさんの園芸日記
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北米バラの危機

2011/01/20
北米バラの危機 拡大 写真1 北米バラの危機 拡大 写真2

昨日はバンクーバー・ローズ・ソサエティの例会があり、
バラ育成家で大きなバラのナーセリーを持つBradさんが、
今年の新しいバラについて話をされるというので喜んで出かけました。

新しいバラの話の前にあった話題が、
北米のバラ業者の破産報告でした。
日本でも有名だと思いますが、
ジャクソン&パーキンス、ウィークスというのが、
北米の2大バラ会社です。
そのJ&Pは去年始めに破産宣告して、
会社を閉めてしまいました。
北米市場の80%を占めていた会社が突然なくなってしまったので、
各地のナーセリーにも入ってこなくなり、
やむを得ず閉店に追い込まれたりしています。

去年、買いに行っても余り種類がないなとは思っていたのですが、
まさかJ&Pがなくなっていたとは!
数々の銘花バラのパテントを持っていたので、
これらのバラたちは他社では販売できず、
J&P社は全てを廃棄処分したので、
もう買うことも出来ません。
ウィークス社も去年会社更生法適用になり、
現在、持っているもの全てを処分中。
今年売られるバラたちで最後です。

アメリカの経済状況悪化はここまで及んでいたのです。
カナダにはヨーロッパのバラは一切輸入できません。
アメリカからのバラが入ってこなくなったら、
カナダのバラ市場がなくなってしまう可能性もあります。

Bradさんはドイツのコルデス社と提携を結ぼうとしています。
うまく行ったら良いのですけどね。
カナダの検疫の厳しいことは有名で今はまだ難しい状況が続いています。

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みんなのコメント(11)

庭ふくろうさま、おはようございます。

 まったく全然知らなかった状況に驚いています。知らなかった…。なにかできなかったかしら。どちらも、有名なナーサリーなのに。J&P社の薔薇は持っていませんが、Weeks社はミッドナイト・ブルーがあります。

 検疫の厳しさは、自国の植物を守るためなのでしょうから、ある程度しかたがないのでしょうか。コルデス社と提携できるといいですね。

 それにしても…。あお@岐阜県さんには、ウガンダのセントポーリアが、危機的状況にあると、聞いたし。自分が何も知らないことを痛感しました…。

 何か、自分の気休めにしかならないでしょうが、できないものでしょうか…。遅すぎる?せめて、ウィーク社の薔薇を買う?

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パテントを他所に売却しないと,折角ナーサリーの方が創り上げた品種は....どうなるのでしょう?涙

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あら、そんな状況になっていたんですか。日本ではさっぱり情報がないなあ。

返信する

おはようございます。

何か・・・凄い話になっていますね~

私もWeeks社のバラ 2本あります。

新潟の上越にある大きなHCは毎年Weeks社のバラたくさん扱っていました。
それともう一つの会社(ちょっと名前は分りませんが・・・)

皆さんそれを待ち望んでいましたよひらめき
アメリカのバラが主だった様な・・・
アメリカのバラは、何しろ大きいのです。(花がいっぱい!)
私の友人はそれが多いです・・・
今年はどうなるのかしら?

気をつけて見てみます冷や汗

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らりこさま:
こんばんは。

昨日の話は本当に寝耳に水でした。
まさかここまで酷い状況になっていたとは誰も知らなかったんですよ。
そういえば去年、職場近くの店に買いに行ったときでも何だかバラの数が少ないなとは思ったのですが、
そこはまぁ切花アレンジが主だからと思っていたのでした。

今年もしWeeks社のバラを見つけたら、
しっかり買っておくつもりです。

寅参上!さま:
J&P社はパテント売却も拒否して、
全てを廃棄し無くしてしまいました。

この会社のここ数年の問題点はバラを愛する人たちが作っていたのではなく、
ビジネスオンリーで安く、手間いらずで大量生産できて、
スーパーやDIYストアでも簡単に売れるばら、
フラワーカーペット・シリーズなどを作り続けた結果、
市場に出てくるのはそればかりになってしまい、
本当にバラを愛する人は買うものがない状態になったことでした。

あお@岐阜県さま:
日本には世界各国からバラが入ってくるでしょう?
カナダではそれが全くダメなんです。
自国の農産業を守るために必要な厳しい検疫措置なんですが、
厳しすぎてBradさんのナーセリーも何度か閉鎖させられたりしていました。
(黒点病を何かと勘違いしたらしい。)
フランスのは全滅、ERもほとんどダメなんですよ。
この先3年くらいで何とかならなかったら、
カナダのナーセリーではバラが売れないことになるそうです。
悲しい話ですね。

fuji-mamaさま:
Weeks社のバラを見つけたら買っておいてくださいね。
今年売るものが最終処分です。
私も気をつけて早めにナーセリーに行ってみようと思います。

返信する

庭ふくろうさん。
去年の夏。
千葉のナーセリーで、日本の総代理店してた「禅」でおなじみの「ペレニアル」のサイトに突然ウィークスローズとの契約更新ができなくなりました。
というお知らせがありました。
それと並行して、fuji-mamaさんの言うとおり、新潟県出身のホームセンターでウィークスローズの売り出しがありました。
それはそれは、すごい種類の売り出しですね。
ウィークスローズの持ってる種類全部出す勢いで並んでました。
しかも、市販してない色のリッチェルのバラ鉢に植えこんで。
時期的には夏前後でしたね。
欲しかったシンコデマヨはもう変えないのかな?
J&Pは最高に脂がのってたイメージでしたが、もうだめなんですね。
名花はたくさんあったのに。

僕の好きな品種が沢山あった「キリンアグリバイオ」も去年売却されました。
これも買えない品種が沢山ありそうです。

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どんぐりっきーさん、こんにちは。

今のところどちらの会社もまだHPがあります。
しかしもうアメリカ以外では買えないし、
J&Pも新しいバラとして出ているのはたった2種!
こんなこと以前では考えられない話でした。

もしWeeksのバラを見つけたら買っておいてください。
本当に今年で最後なんだそうです。
この2社、たとえ持ち直しても もうバラは止めるんだと、
これもBradさんが話していました。

返信する

こんにちは、ウィークス社の薔薇、2011年新作も出てるみたいだしJ&P社のHPと違って生きてるみたいだし、大丈夫なのかなぁ?と思ったんだけど、やっぱ駄目なんですかね。手元の通販カタログの値段を凝視(爆)weeks社の薔薇4900円@株HT,GF,FL全品種 3年生苗日頃手を出さない価格帯なので只管凝視中です...。

返信する

寅参上!さま:
今年以降、もし持ち直せば続けるかもしれませんが、
会社更生法適用中なので先行き不透明です。
世界中のロザリアンとおつきあいのあるバラ生産家の人が言うことだし、
資産を処分中だというのは本当みたいです。
欲しいものがあれば(出れば)私も買おうと思っています。

返信する

レス有り難うございます。
ボーダーズも最近chapter11申請したそうで...。
一定規模以上の企業の倒産、日本でもアメリカでも特別な事じゃないんですよねぇ(溜息)
そういえばMGMも...でしたっけ冷や汗
コッチは未だ目に入る位の大きさで取上げられてニュースに載ったけど、庭ふくろうさんから教えて頂かなければこの件はズゥと知らずにいた事でしょう...。
7条じゃないのも形式的な手続きに則っただけの事なのでしょうか。債権者に対する清算を第一に考えれば、資産の処分もやむを得ない...かぁ

そうかぁ....。
手元のカタログに載ってないもので、欲しいのはあるのですが...。残念ですね。

欲しいのをどこかで見つけたら、日頃の購入価格帯と違っても次回は無いって事で購入しようと思います。

有り難うございました。

返信する

寅参上!さま:
J&PやWeeksみたいな大会社が潰れると、
連鎖的に中規模、小規模のガーデンセンターが潰れていきます。
入ってくるものもなければ世間に発表する場もなくなるということになってしまいますから、
ロザリアンとしては死活問題ですね。

アメリカの不況はカナダのようにほとんど影響を受けなかった国からは想像できないくらい深刻だそうです。

Weeks社のバラ,入ってくると良いのですけどね。

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