英国王立園芸協会(RHS)のチェルシーフラワーショウ2014が、5月20~24日、イギリス・ロンドンのチェルシーで開催されました。早速、英国王立園芸協会日本支部(RHSJ)を取材しました。
「イングリッシュガーデンというとバラと宿根草のコテージ・ガーデンを思い浮かべますが、今回は自然派志向で、ブルーや白の花を配した地味な植栽も多く目にしました。イギリスの植生にあったナチュラルプランティングがトレンドです。メドウガーデン(meadow)、つまり牧草地、草原を意識したガーデンといったところでしょうか。今年の展示ではキンポウゲ科の花、キンバイソウの淡い黄色が目に付きました」(RHSJツアーリーダー リグデン美佐子さん・RHSJ斉藤弘子さん)
さて、今年も日本人の活躍が話題になりました。技術を活かした中・小規模ガーデン部門(Artisan Garden)で、石原和幸さんによる「桃源郷(Togenkyo-A Paradise on Earth)」がゴールドとベストガーデン賞に輝きました。また初出場のチーム佐賀が出品した「有田(Arita)」も、ゴールドに準じるシルバーギルトを受賞しています。
さらに、毎年、発表される新品種のなかから、RHSの植物専門家がその革新性やインパクト、アピール度、優秀さを評価する「2014 RHS チェルシー・プラント・オブ・ザ・イヤー」に、京都の入江亮次さんのハイドランジア ‘ミス・サオリ’が選ばれました。
(「チェルシーフラワーショウ2014」レポートは、
RHSJ会員のための8月会報「RHSJ」に掲載予定とのことです。)
▼英国王立園芸協会日本支部
http://www.rhs-japan.org/
(写真)にぎわうチェルシーフラワーショウの会場 ©Misako Rigden
(写真)石原和幸さんによる「桃源郷」。コケが印象的だったという ©Misako Rigden
(写真)2014 RHS チェルシー・プラント・オブ・ザ・イヤーに輝いた、入江亮次さんのハイドランジア'ミス・サオリ’(写真提供:RHS)
(元『趣味の園芸』編集長 原田)
--------------------------------------------------------------
<6月16日メールマガジンにて配信>
【園芸LOVE 原田が行く】は、「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』テキスト元編集長の原田による園芸エッセイです。メールマガジンとFacebookページにも掲載しています。
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
楽しいレッスン... 2024/03/29 | ベランダで強風... 2024/03/29 | ペチュニア・花衣 2024/03/29 |
今朝の東京、大... 2024/03/29 | 草です。 2024/03/29 | なんじゃ、こり... 2024/03/29 |
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。