みんなの趣味の園芸スタッフさんの園芸日記
写真

他のプロフィール画像を見る

みんなの趣味の園芸スタッフさん  東京都
お気に入りメンバーに登録
2014年06月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
19

【園芸LOVE 原田が行く】大賀ハス――植物の生命力はほんとうに凄い!

2014/06/23
【園芸LOVE 原田が行く】大賀ハス――植物の生命力はほんとうに凄い! 拡大 写真1 【園芸LOVE 原田が行く】大賀ハス――植物の生命力はほんとうに凄い! 拡大 写真2 【園芸LOVE 原田が行く】大賀ハス――植物の生命力はほんとうに凄い! 拡大 写真3

夏の到来を告げるかのように、大賀ハスが千葉公園(千葉市中央区)で次々と咲いています。これから各地でハスの花を楽しむことができます。

 古代のハスと呼ばれる大賀ハスは、1951(昭和26)年、現在の東京大学検見川総合運動場(千葉市花見川区)の、地中5.5メートルの地層から発見されました。そのハスの実を発芽させ、繁殖して、今日に至りました。

 ハスの実を発見して発芽させたのは、幅広いハス研究から後に「ハス博士」と呼ばれた故・大賀一郎博士たち研究チーム。大賀博士は独自の方法で約2000年前のハスと推定しました。日本史年表を見ると弥生期にあたります(ハスの実と同じ地層にあった丸木舟は約3000年前と推定されました)。ハスの実は長い長い時間、地中で眠っていたのです。

 この大賀ハス、一つの花が咲いているのは4日間。といっても、その間、花は早朝に開いて昼までに閉じてしまうので、午前中早い時間が観察のチャンスです。お椀型で直径25センチほどの、透明感のあるピンク色をした花を間近で眺めていると、美しさとともに生命力の凄さを思わずにはいられませんでした。(取材当日はそぼ降る雨に濡れ、しっとりとした美しさが印象的でした。)

 管理する中央・稲毛公園緑地事務所によると、大賀ハスの見ごろは7月上旬まで続き、600以上の花が咲くのではないか、とのことでした。6月28日には「大賀ハスを観る会」が行われ、観蓮会でおなじみの象鼻杯も予定されているそうです。

▼ 千葉公園
http://www.city.chiba.jp/toshi/koenryokuchi/kanri/chuo-inage/chibakouen.html

(写真)蓮池では600以上の大賀ハスが次々と咲いている
(写真)撮影時間と花の状態から開花3日目か。中心にある花托の周囲が緑色を帯びている
(写真))開花4日目。花弁が散り、中心部の花托が残る(花托:ハスの花の中心部にある漏斗状のところ)


(元『趣味の園芸』編集長 原田)

「【園芸LOVE 原田が行く】大賀ハス――植物の生命力はほんとうに凄い!」関連カテゴリ

みんなの趣味の園芸にログイン/登録する

※コメントの書き込みには会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!