昭和の頃のラン展では、
この品種は『温室不要』っていう表示をして
ランを販売していたような記憶がある。
なかには、ラン展1週間の間に販売したいがため、
温室不要って書いたらあかんやん
っていうようなものまでも
表示して販売していたラン屋さんもいた苦い思い出もある。
わが国でのラン展文化は
もう50年以上続いていると思うのだが、
やはり多種多様なランを
毎年、たった1週間というイベント内で
急ぎ早に販売してきたことがまずかったんだろうか?
そこにはAccountabilityが存在していなかったのかもしれない。
Accountabilityとは説明責任のこと。
その個々の説明責任がちゃんとなされていなかったために、
現在、評価を受けているものがある。
日本各地いろんなところで講演させていただいていると、
『ランは枯れるから』っていうお声をよく耳にする。
その言葉のなかには
ランは難しい。
ランは咲かせられない。
ランは維持管理できない。
みたいな
否定的なイメージを含んだ、
残念な気を受けてしまうこともある。
パンジー・ビオラも枯れると思うのだが、
100円と1000円の違いからくる
悪いイメージなんだろうか?
昭和の頃、鉢花っていうジャンルがあって、
やはり花苗より高価なジャンルだと思うのだが、
昭和の頃は、鉢花に関する質問もいっぱいあったと思う。
『○○は何度栽培しても枯れるから・・・・・。』
花と緑に関する啓発を行うものにとって
これほど痛い言葉はない。
だからこそ、
なにがなんでもちゃんとお伝えしたい
という想いが芽生えてくる。
小生がお手伝いしている熟年大学で頂いた言葉がある。
『トミー先生のいうとおりにシンビとコチョウランを植え替えたら、本当に咲いたからうれしいですよ』っていうお言葉。
たまたまうまくいっただけだと思うのだが、
こんなことの積み重ねなんだろうなあ
とつくづく思う今日この頃(苦笑)。
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こんばんは。
返信するうんうんと頷きながら読ませて頂きました
この趣味園の中でも、実際に育てる以前に、「ランは難しい。」「ランは咲かせられない。」・・・と思っている方は多いように感じています。
最近の住宅事情では、水やりのタイミングさえ掴めば、一部の高温性の種類を除き、十分に育てられる環境条件の方も多いと思うのですが・・・
今後も啓蒙活動、頑張って下さい
応援しています
こんちゃんさんへ
返信するコメントありがとうございます。
啓発がんばりますね。
応援ありがとうございます。
トミー
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