いくら花好きの私といえど、ひとつのシクラメンに10,000円もかける勇気も度量も持ち合わせていません。その価格を見た途端、私の心を支配していた物欲は雲散霧消して、
「どうせ、10,000円もするシクラメンなんかを買う人は、そうはいないはず。そのうち、セール品となって半額くらいで売られるだろう。」と高をくくって、購入を見送りました。
そのあと、ちょっとしたガッカリ気分で、他のシクラメンを見ていたのですが、さてさて、先ほどの“彼女”によく似たものが売られているのではありませんか。よくよく見てみると、品種は同じ‘サン・ランジェリー・ピンク’なのに、“彼女”に比べて、ややピンク色が濃い花色で、株の大きさもちょっとだけ小さい印象を受けます。花柄の間も詰まっており、やや窮屈そうに花が咲いているのも見劣りする要因でしょう。“彼女”より劣るのは確かなのですが、でも、これはこれで、かなり立派で見栄えのするシクラメンであることは間違いありません。
つい2、30分前までシクラメンなんて、全然いらない植物のひとつだったのに、そのころになると、“彼女”を見た衝撃が呪縛となってしまったのか、私はシクラメンに対する欲求の高まりを感ぜずにはいられませんでした。 「さっきのよりは見劣りするが、まあ、このシクラメンでもいいかな…。」
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初めまして おひさまです。
返信する分かります、分かります、その気持ち。
私も時々、そんな気持ちになるときがあります。
でもやっぱり、先に見つけた方が良かったとか。
我慢、我慢と自分に言い聞かせたり・・最後は後悔したり。お名前もちょっと ドキッ ですね。
おひさまさん、初めまして、ご訪問とコメントありがとうございます。
返信する植物との出会いは、ワンチャンスを逃すと、一生出会えないような品種もあり、まさに一期一会ですよね。ですから私は、これだ!と思った植物は、無理のない範囲で買うようにしています。
そうすると、小遣いが全然貯まらないのが辛いところなんですけどね☆彡
ちなみにこのシクラメン物語は2008年の正月に経験した実話なんですよ。
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