今日から渋谷の東急本店横の
Bunkamuraザ・ミュージアムで
「キャプテン・クック探検航海とバンクス花譜集」展
が 始まりました。
オーストラリアや太平洋の島々の植物が好きな人なら
「うううう!素敵!素敵!」と
身悶えせずにはいられない企画展です。
一足お先に昨晩開催された内覧会に
お邪魔してきたのですが、いやー、楽しかった。
銅板で刷られたボタニカルアートは、
線がとても繊細で、色も美しく、
細かく観察された葉の縁や葉脈が
生き生きと表現されていました。
あまり近付いてはいけないのが分かっていても、
「あー!この植物知ってる!うんうん、これこれ」と
嬉しくなってしまい、食い入るように銅版画を
見つめてしまいました。
帆船エンデヴァー号の船員になって
旅をしたような気分にな企画展示でした。
後援のオーストラリア大使館から提供された
オーストラリアワインも美味しかったし・・・☆
キャプテン・クック探検航海と 「バンクス花譜集」展
2014年12月23日~2015年3月1日
Bunkamuraザ・ミュージアム
一般:1300円 大学・高校生:900円
中・小学生:600円
リンクhttp://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_banks.html
1年8か月の航海ののち、エンデヴァー号が辿り着いた
オーストラリアのシドニー近くの湾には
新種の植物が多く発見されたことを記念して
「ボタニーベイ」(植物学湾)と名がつけられました。
山火事で木が焦がされると種子の入った袋果が開く
バンクシアという植物名はクック船長の航海に同行し
植物の採集を行ったジョセフ・バンクスに由来します。
イギリスでは見たことのない
不思議な形をした 植物を前に、
バンクスはさぞ興奮したことでしょう。
約250年の時を超えて、
その感動を体験してみてください。
初めまして。
返信する大阪在住の者ですが、たいへん興味深く楽しい日記が
綴られていて、興味深く拝見していました。
当地にも緑化センターがありまして、クリスマスローズ
展をきっかけに足を運ぶようになり、植物の育て方の
ことで親身なアドバイスを頂くなど、刺激を受けるように
なりました。
渋谷区ふれあい植物センターさんの日記を読ませて
頂いての感想ですが、切り口がとてもユニークで、
普段のお花の栽培とはまた違った見方ができるのが
いいですね。こんなふうな催しやガイドツアー、もし
お近くだったら是非足を運びたい、と強く感じました。
繊細で美しいボタニカルアート、エキゾチックな雰囲気
も漂わせて、とても素敵だなぁ…と思って眺めていたの
ですが、オーストラリア、ニュージーランド原産の植物、
特に花木は全体の姿がユニークで美しいものが多い
ように思われます。
この日記をきっかけに、オージープランツの魅力、
このサイトや「趣味の園芸」テキストでもっと紹介
されればよいのに…とも思いました。
植物画も手彩色からリトグラフなど色んなのがありますね。比較的手軽に購入できるものもあったりします。
返信するところでイギリスの有産階級は色々な分野に資産をつぎ込んでいますが、土地投機なんてのよりは、はるかに後世の役に立っているかな。探検帝国主義に貢献したとも言えそうですが。
くれまち子様
返信するこんにちは!書き込みありがとうございます。
関西には、長居、咲くや、文化園、神戸森林、
六甲高山、淡路などバラエティー豊かな
植物園がありますね。
当園の日記は当園だけではなく
読者の方のお住いの地域の植物園に
「植物園って面白いかもしれないな」と思って
ぜひ足を運んでいただきたいと思いながら
記事を書いています。
くれまち子さんが、「行ってみたい」と思って
下さったと知り、書いていてよかったと
ありがたく感じました。
渋谷でなくても構いませんので、
ぜひご近所の植物園を活用してあげてください!
オセアニアの植物ブームが到来するといいなと
私も思います。
カンガルーポーの毛むくじゃらな花など
栽培するというより飼育している気分です。
クレマチスにもクレマチス・フォルステーリなど
今日では人気のある栽培種になった品種が
あります。
ぜひぜひ、色々挑戦してみてください。
コメントありがとうございました。
スタッフ宮内 拝
あお@岐阜県様
返信する学生時代、ロンドンで大英博物館を訪れた時、
エルギン・マーブルを見て圧倒されたことを
はっきりと覚えています。
文化の内容もそれぞれですが、
特定階級にしか育みようのない文化も存在し
パトロンと巨額の富によってしか
支えられない事もあると、個人的には考えます。
チューリップの球根1つに踊らされるのは
笑い話になりますが、絶景でもないマンションの
一部屋を買いあさるのは、
傍から見ると空しいだけのような気もしますよね。
高級車とブランド鞄にしか興味が持てないようでは
金メッキも剥げて見えるのでは・・・・。
まぁ、19世紀までの博物画の即売会で
3000円以内の掘り出し物を発見するために
血眼になっている私が言えるようなことでは
ありません!
(最近の発掘品は500円の苔の博物画です。
手彩色、1万円超えのものを購入した時は
冷や汗をかきました)
自宅の庭から石油が湧いてくれないかと
寂しい財布の底を覗きこむ日々です。
コメントありがとうございました。
スタッフ宮内 拝
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