せいざえもんさんの園芸日記
写真

他のプロフィール画像を見る

せいざえもんさん  北海道
お気に入りメンバーに登録
2015年01月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリ
24

クリスマスローズの未来を考える

2015/01/11

今回も画像なしで…

通販やオクのサイトではクリスマスローズがシーズン入りしている。
さて、今年の動向はと思うのだが、かつてのような勢いはないなと感じている。
有名ナーセリーの花は全てではないど質が高く手がたい成果を出しているようだが…

実生1点物の開花株を前提にしている今の生産販売体型では数年後には行き詰る気がしている。

さりとてメリクロンできる品種は限られるし供給過剰に陥って採算が合わない。

生産者としては実生開花株を売り切ってしのぎたいと思うだろうけど、 それも近々原価割れするだろうなと感じている。
常に新花を出せる底力のあるナーセリーは一部の花の収益で生き残るだろうが、撤退を迫られる生産者も多いと思う。

それはガーデンシクラメンブームに似ていると思う。
ガーシクブームで一気にシクラメンを手掛ける農家が増えたけれど供給過剰に陥り価格下落、品あまり。
来年以降は生産から手をひく農家も増えると思う。

さてクリスマスローズだが、
これは数年先でも通じるというか定番にしたい品種群は株分け増殖すべきと思っている。
たとえばゴールドネクタリーのシングル・カラーゴールドなど。
昨年は5ケタの価格で販売されたが・・・
今年は下落すると思っている。
なぜならシングルだからである。

それでも数年後には定番として落ち着く品種と思っている。
実生から一点物で生産してもよいかもしれないが、ホルモン剤の使用などで増殖方法を検討する方がいいのではないかと思っている。

クリスマスローズの欠点はメリクロン以外は園芸品種としてカタログに載せられないということである。
定番商品として息の長い花を選抜し増殖する道も考えてはいかがかなと思っている。

「クリスマスローズの未来を考える」関連カテゴリ

みんなのコメント(10)

こんばんは。

ブームって生産者側からすれば、怖いところもありますよね。
でもブームが終わったら、飽きられたら……バッド(下向き矢印)
その反動は、ブームに乗っかって儲けよう!って業者だけでなく、本当に好きで本気でずっとやっていた業者さんに少なからずあるでしょうし……。
いいものをずっと作り出していれば危機を回避できるかもしれませんがそれでも、小さなナーセリーは辛いかもしれませんね……。

ガーデンシクラメンも園芸種のシクラメンも、今年はくたびれた株がたくさん店頭で投げ出されている気がします。
色々魅力的な品種が増えてきていますが……消費税UPに物価高の影響もあるでしょうか。
お花って生活に潤いを与えてくれますが、なくても生きてはいけますから、苦しいなと感じたら、真っ先に削られるものに入るかも……。

クリスマスローズの業界のことは分かりませんが、シングルはあまり人気ないのですか。
定番商品として息の長い花を選抜し増殖する道というのはいいと思います。
その時の流行や傾向に左右されず、育てれば育てるほど、愛着がわくお花がいいですね黒ハート

返信する

数年前から見るとブームも過ぎ去り高騰していた花達が手に入る価格帯になってきたのは歓迎ですが、手堅く良いお花を出荷されている生産者さんには残って頂きたいと思っています

私は樋口さんが生み出すクリスマスローズが大好きです
ゴールド交配は少ないかもしれませんがイエローピコは追随を許していないと思っています

すみません、樋口さんの宣伝みたいになってしまいました。

今後のクリスマスローズ業界はどう変わっていくのでしょうか?
出来れば前みたいなブームが来てくれれば良いなと密かに思っています

返信する

こんばんは・・

 クリスマスローズは こちらではほんとに
 入荷の数が 少ないです。
 え? たったこれだけ?と 思うような数です。
 なんか 寂しい感じ。
 まだまだ これからなのかもしれませんが。

 夏の暑さに負けない品種とか 出来ないかな?
 沢山の蕾がついてくれる品種とか。
 大株になりやすい品種とか。

 ダブルもいいけど 
 まるまるっとしていて コロンコロンとしてる
 シングルも 凄く可愛いと思う。
 それが 淡い感じの色合いだと いいなー
 ってこのところ思います。
 小輪傾向は続いているのでしょうか?

返信する

こんばんは
私はこの状況が来るのは予想していました。原種ではサイトナンバーばかり、ありがたがり、花そのものの良し悪しか分らない人が幅をきかしていたことと、園芸種ではアシュウッドの亜流からなかなか抜け出せなかったことからです。
それが最大の不幸かなと思います。

これからは、高級品と価格の安いものと二極化していくのではと思います。
1年で花を咲かせる技術がないとプロは厳しいかも・・・
または常に新しい花を作り出す力がないと・・・
でも、本当にクリスマスローズが面白いのはこれからです。
私はそう思います(ゝω・)

返信する

こんにちは。

クリスマスローズのお話、いつも深い世界だなぁ…と感じ入るばかりで私には難しいお話が多く(汗)

正直難しかったのですが、今日のお話には思い当たるところがありました。確かに今年は「お安くなりました」コーナーに早くからガーデンシクラメンが大量に移動、あれ?こんな扱いだった?と思っていました。

単純に可哀想です。生き物も植物も流行りベースで”生産”一辺倒になると同じ末路なんですね。大事に育てていらっしゃるとは思うんですけど。

私はまだまだ植物を見て感動したいです。先日も、見たこともないシックな色のクリスマスローズに売り場で出会い、どひゃー!鉢の周りをぐるぐるぐる…何だかわからないけど感動~~その辺り業界の方々が残しておいていただけるといいなと思います(^^)

返信する

kaketoさん、こんにちは。

ブームって本当すごい力を持っていますね。
クリローも10年前は苗でバンバン売れたわけですから…
また単価が他の植物に比べて高いし、場所も取るので仕入れを控えるお店も多いと思います。

今年はシクラメンの出来が良かったそうで例年以上に市場に流れたようです。
1ケース…円みたいな安値がついたみたいで、「出来はいいけど儲からない」年だったみたい。

クリスマスローズはこの10数年で急速に進化しました。
ダブルというだけで高額だった時代がウソのよう。
SS.ゴールドだって・万円でしたが今では2,3千円。

育種方針をしっかり持って交配し新花を出し続けているいるナーセリーは残るでしょうけど、種や苗を買って新規参入したところは今後厳しいかなと思う。

また北海道など寒冷地は栽培適地みたいに言われてきたけど、石油を燃やしてのハウス栽培は不利になってきました。
ハウスに頼らない増殖方法で原価を抑えないと生産地として成り立たない状況があると感じています。

極力コストを抑えて花のない時期でも安心して買える定番品種を作り出すのも一手と思っています。

返信する

ヤマガラさん、こんにちは。

樋口氏の交配はレベルが高い花が多いですね。
優良花が出る率を考えるとコピスで出ている花は、本当よく選抜された花だと思います。

イエロー・ピコティーは今後もクリローの基本品種となるでしょうね。
ベテランもこれから始める人もきれいと思える花だと思います。
そういう花を高確率で安定して作れるようになれば生産者もコストの削減につながるでしょうね。

これだけ多様化したクリスマスローズ、新しい可能性もいろいろあるのでまたブームが来るでしょう。
希少性をもてはやすのではなく、園芸文化として根付いてほしいと思っています。

返信する

おりゅうさん、こんにちは。

こちらも入荷はどんどん減ってきています。
たまに出てもちょっと~・・・という花です。

暑さに負けない、育てやすくて花付きが良い、鉢物としてバランスが良い、そんな花へと改良が進むでしょうね。
早期発芽で1年短縮は当たり前になっていくでしょうし、育種のスピードも速まる。
高度な栽培技術を持った生産者が生き残る時代に入ったのかもしれません。

小輪・多花のコンパクト株の傾向は今後も続くでしょうね。
オリエンタリス交配種に見慣れた私からするとここ数年の花は明らかに小さくなってきています。

返信する

さいちぇんさん、こんにちは。

私も予想していたことですが…
また北海道は原油高、輸送コスト・・・でかなり厳しい状況になってきています。


アシュウッドの存在は確かに大きかったですね。
作り手も買い手も左右され過ぎていました。

またイギリスのガーデンハイブリッドの延長線上で育種を続けてきたのも鉢花としてのニーズにこたえていなかった。
地植え素材なのか、鉢物なのかをあいまいにしたまま花重視の交配を重ね、古葉切りを免罪符にした傾向も残念。

鉢物として草姿の美しさを無視してはいけないと思うのです。そのつけが回ってきた感じ。

二極化は私も強く感じますし、そうなっていくでしょう。
高度に洗練された選抜品と、初心者からベテランまで気負いなく育てられる品種。

悲観的なことを書いてしまいましたが・私もすごく期待しています。
クリスマスローズは入り口広く、懐深い世界になっていくと思ってます。

返信する

ねこだまさん、こんにちは。

ガーシクブームで参入した農家が結構多いんですよ。
シクラメンは日本で一番生産されている鉢花、それだけに供給過剰に陥ると市場の扱いは雑になってしまう。

クリスマスローズはこれからも新たな感動を呼び起こしてくれると思います。
いつまでも見飽きない定番やシックな色合いの花も長く残っていくと思います。

買い方も 実物を見て買う、品種名で買うなど幅が出てくると思う。

お花はなくても生きていけるけど、心の豊かさには必須。
不景気でも日本の園芸文化はすたれることはないと思う。
がんばっている生産者も多いから未来が楽しみです。

返信する
みんなの趣味の園芸にログイン/登録する

※コメントの書き込みには会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!