右頬の奥の親知らずを抜いた跡地に住んでいる
ミセス・チューチューを、
時々舌でつっついて確かめる。
今日は、昼食の後につっついてみた。
ミセス・チューチューは、良識あるいたぶり屋なので
節度を保って嫌がらせに励んでいるが、
最近あまり活動的ではない気がする。
口内炎を根気よく撫でては苛めて痛くするとか、
火傷で剥けた上顎の内側の皮をロール状に
丸めたりするのが、彼女の仕事だが、
最近は不況のおかげかめっきり依頼が少ないらしい。
自虐が過ぎるとなかなか痛い目を味わう事は
私も心得ているので、
ミセス・チューチューとはつかず離れずの関係で居ようと
常日頃注意している訳だ。
昨年の初めに上司がかわってから、
心の中で嵐を乗り切る回数が減っている気はするが、
妙な昂りを維持したまま、フワフワと雲を履いたような
気分で過ごしている気がする。
これはこれで、良くはない状態な気がするが、
毎日のようにミセス・チューチューが働くよりは
ましなのだと思って、目を瞑っているわけだ。
喜怒哀楽があるほうが、
毎日に色があって過ごしがいがあるのは
分かっているものの、
あまり、己に振り回されたくもないなと思う。
小さな波に盥一つでちんまり浮かんで
穏やかにユラユラしていたいものである。
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