なんだかな～

ハッキリ言って私の愚痴であるし個人的な感想である。

ネットの世界で何を書こうが特定の個人・団体を誹謗中傷するものでなければ表現言論の自由は守られるべきと私も思うが…

個人の考えを正当化しそれに合致しないものは邪道という言葉で批判するのはな～
私は「邪道」は「邪教」にも通じる危険な言葉と思っています。
「正論」も好きではありません。
「正論をふりかざす」ことは相互理解の妨げです。

さて昨年秋は比較的温暖な気候だったこともあり、クリスマスローズの開花は例年より早かった。
それに伴い開花株の販売・オークションも始まったわけだが…

早ければ早いで文句を言う人がいるんですね。
何か薬を使ってるんじゃないかというわけです。

私はクリスマスローズはシクラメン同様花奔園芸の一つと考えていますから成長ホルモンの使用、温度管理などなど積極的に行い生産コストを下げ、育種の速度もあげた方が生産者消費者共に利益があると考えています。

しかし、クリスマスローズを聖域にしたい方はそういった人工的な栽培を嫌うようですし、邪道とまで言い切ってしまう。
実に残念である。
本来日本に自生していない植物を栽培するわけですから様々な苦難があるわけで、そこは人の知恵と努力で解決していかねばならないでしょう。

全て自然のままがいいという方は、そういう考えを邪道とするのかもしれませんが。

でもネット上でやっていいことといけないことの区別はきちんとすべきと思います。
特定のIDをさらして事実に基づかない批判をくわえるとか、そこには一方的な悪意があるとしか思えない。

私はそういった一方向に偏った考え方(正論？)をかざして排他的な動きをすることが日本の園芸を危うくすると思う。

発言力のある方々が広く謙虚に学び、新進気鋭の育種家を応援し、ブランドに頼らない花づくりを推し進めることが愛好家を増やし、需要を広げ生産者も潤う望ましいサイクルに入るのだと思う。

どこそこの花だからよい花だ…と言うのは間違い。
どんなナーセリーだって当たり外れは出るんです。
ブランドバリューがあるから一部の花の利益で生きていけるんです。
新進の良い花をつくる方にネームバリューはまだないです。

可能性に満ちた生産者の芽を摘むような言動は熟慮の上、公開していただきたい。 (公開するなとは言いません、大いに語っていただきたいがマナーは守ってほしい)

ネットを徘徊しててそう思うのです。

<追記>
ゴールド交配を非常に毛嫌いする方も世の中にいらっしゃいます。
私はゴールド＝イエローではなく別の可能性を考えています。
萼片の地色が緑ではなくクリームイエローだったらあるいは退色することのない白だったら、より鮮明な発色が得られると思うのです。
既にK農園さんではそのような純色寸前の色が出てきているではないですか・

ゴールドやNEONを日本国内でいろいろ活用する…Ashwoodを崇拝する方には冒涜なのかもしれないけど、可能性を否定することはいけないと思う。

過激なことを書いてしまいましたが、日本の園芸に対して危機感を持つことは同じ。
であればどうしたらよりよく発展し大衆の心を和ませる方向へと向かっていくのか、不況といわれる今こそ真剣に考えるべき時期と思うのです。

頑張っている生産者の苦労を知ってほしい。
本気でそう言いたい。

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