ゴールド交配あるはNEON交配はいろいろな可能性を持っていると思っている。
特に白ゴールドはいろいろな色彩をのせられる可能性があるので期待しているのだが、まだダブルとなると希少でおいそれと手に入るものではない。
ss・白ゴールドあるいは白NEONでダブル遺伝子ののったものなら4ケタで買えるまで下がっているので交配向きかと思う。
さて、オリエンタリス交配種と呼ばれた頃の花色はくすんだピンクや赤、地味な色彩だった。
地色が緑みを帯びてしまうからだ。
バイカラーといえば聞こえはいいが緑が混じる。
さらに赤も茶色みが混じってるため色が濁る。
緑に赤を重ねると補色対比だから彩度がぐっと落ちてしまう。
地色が白や黄色だったら赤の色素は損なわれることなく発色できる。
あとは純度の高い赤を求めて交配していけばよい。
純色に近い赤はもう可能な領域まで育種が進んでいる。
ただし交配初期は出現率が低い。
100株同じ交配で花を咲かせたとしても望む花が咲く確率は高くない。
苦心の末やっと得た数株を使って次世代を交配し出現率を高めていくわけだ。
一部は販売されるだろうが、当然希少性が高いから高額になる。
一部のブランド品より高い値がついたとしてもそれは全く不思議ではない。
ではずうっと高額かというとそんなことはない。
市場経済の法則通り、供給が増えて需要とバランスがとれると価格は安定する。
現在は不況下にあってクリスマスローズは供給過剰の状態になっている。
買う人が減ってしまっているから減産しても供給過剰になってしまう。
生産者にとっては非常につらいと思う。
以前なら数千円で取引された花に値がつかないことも起きているわけだ。
生産コストを下げるためには育苗期間の短縮が欠かせない。
発芽まで月日が必要。
開花株にするのに年月が必要。
クリスマスローズを1年でも早く開花させ出荷できるなら生産コストの何割かを減らすことができる。
育種のサイクルも早くできる。
そんな挑戦を試みているのが加藤農園さんだ。
加藤農園さんのところでは毎年新機軸の花が生まれている。
海外のナーセリーも見学に来て交流を深めている。
広く人材を集めて交配を進める姿勢に共感を覚える。
ゴールド交配は第5,6世代まで来ているのでますます目が離せない。
でも加藤農園さんはブランド化しない。
生産する花で勝負している。
一つひとつの花に個性があるのだからブランドで一括りにはできない。
ブランド化すると作る花の方向が狭まってしまう。
○○さんならこんな花・・・
新花にチャレンジするなら固定概念化されない方がいい
・・・・そういうことだろうと勝手に解釈している。
ずいぶん表題と話がずれたが
私はゴールド交配から生まれたリバーシブルにクロアチカスなどを交配することで新しい色彩ができないかなと想像している。
クリスマスローズには青の色素はない、クロアチカスにしても基本は赤である。
でも微妙に発色が青寄りになる個体が出てくる、そう考えている。
原種カトレアではセルレアと呼ばれる青紫[藤色]の変種が選抜されている。
同じようなことはバラをはじめ多くの園芸植物である。
クリスマスローズも新しい色彩、可能性を考える時代に入ったのではないかと私は思っている。
写真はクロアチカス
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今日、HCに寄ってみました。
返信するふつうのダブル・・・って表現おかしいですが、私には普通なのが1000円。。。
ダブルの糸ピコが1980円。。。安っ。。でも、要らない。。魅力がない。。贅沢ですが・・。
クリロ―を見ていた時に、見知らぬおばちゃんが、
あんた、この花高っかいね~。。2つほどしか花が咲いて無いのに。。もう八重の花びらも落ちて来てるのに、安くなっとらんね。。。半額にすればどうや~~。。
だって。。
あははと言って逃げてきました(笑)
このタイプの方は時間がかかります(笑)
八紘の花を見てしまったら、今日の花は却下でした(笑)
donyiさん、こんばんは。
返信するそれが普通の感覚だと思います。
2年前だったらシングル1000円、セミ1500円、ダブル2000円…そこで折り合ってくれたら~っていうのが生産者の声だったんですがね。
もう過剰供給なんです。
消費者も目が肥えてきたから
白ピコダブルくらいではオオッとはならないですしね。
実生品で不安定な要素も多々あるからどうしてもハネ物も出ます。
初めての人が手を出せる価格帯まで値が下げられるかが今後の鍵でしょうね。
こんばんは
返信するせいざえもんさんのお話を実は上から3/4ぐらいがやっと理解できるくらいです。
ゴールドとネオンのお話が出ていたのでちょっと質問してもいいですか。その定義は何ですか。
ネオンはフラッシュが入り、どちらもネクタリーがゴールドなのですか。
それともネクタリーが赤系のネオンもあるのですか。
華さん、おはようございます。
返信するゴールドはイエローネクタリー、花色は黄色で葉も黄葉する…当たりが定義でいいと思います。
花茎が赤く染まるのも特徴の一つですが最近は赤くならないものもあります。
ゴールドは初め黄色の単色でしたがピコやアイ、フラッシュミストなどが出てきました。
ネオンは背面が赤くなるリバーシブルで大きなフラッシュが入ります。葉などの特徴はゴールドに準じます。
ネオンのネクタリーについては、黄色いもの、赤く染まるもの両方あります。
咲き始めは黄色でも次第に赤くなるという個体もあります。
白ゴールド、白ネオンは交配を繰り返した中から次第に花色が白に寄ってきたものです。
交配でいろいろ出るのですがゴールドやNEONの特徴が出たものをさしてそう呼んでいます。
おはようございます
返信する特にここが知りたかったのです。
>ネオンのネクタリーについては、黄色いもの、赤く染まるもの両方あります。 咲き始めは黄色でも次第に赤くなるという個体もあります。
白ゴールド、白ネオンは交配を繰り返して白になったって面白いお話です。 色光の三原色と同じなのですね。
よくわかりました、ありがとうございます。
華さん、こんにちは。
返信するなるほど…
私もネオンについて巷でいろんな話があった頃、本家のNEONを購入したことがあります。
日記に出したこともありますが既に花が終わりだったのでネクタリーについてはふれていないかったです。
仕入れた園芸店で実物を10数株見ました。
Ashwoodのネオンも一株からの増殖ではなく、一定の特色を持った株を選抜して園芸品種としているみたいでした。
従って微妙に差異があり、ネクタリーについては最初から赤いもの黄色いもの、黄色に赤のピコやベインが入るものいろいろでしたよ。
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