『闇の奥』とレオポルド2世｜園芸日記byあお@岐阜県｜みんなの趣味の園芸

『虹色に輝くラーケン王宮「ガラスの温室宮殿」』
http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_tn_detail&target_xml_topic_id=engei_000041&target_tag=&target_medium=&
という文章の中でベルギーのレオポルド2世に付いて述べられていますが、ちょうど『『闇の奥』の奥―コンラッド/植民地主義/アフリカの重荷』
http://www.amazon.co.jp/dp/4879191671
という本を読んだところなので紹介します。
レオポルド2世
https://kotobank.jp/word/%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%89%5B2%E4%B8%96%5D-1216938#E4.B8.96.E7.95.8C.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E7.AC.AC.EF.BC.92.E7.89.88はベルギー国王であり私有財産として所有したコンゴ自由国
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B4%E8%87%AA%E7%94%B1%E5%9B%BD-1167715#E4.B8.96.E7.95.8C.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E7.AC.AC.EF.BC.92.E7.89.88
ではゴムと象牙のために原住民を非人道的に取り扱ったことで知られ、原住民の手を切り落としたことでも知られています。「ロマン」というには、あまりにも血塗られた話ではあります。
コンゴ自由国を背景として書かれた小説がジョセフ・コンラッドの『闇の奥』
http://www.amazon.co.jp/dp/4003224817
http://www.amazon.co.jp/dp/B00H6XBCCY
であり、『闇の奥』を原案として映画化されたのがコッポラの『地獄の黙示録』
http://www.amazon.co.jp/dp/B009A53CO2
です。
『『闇の奥』の奥―コンラッド/植民地主義/アフリカの重荷』
http://www.amazon.co.jp/dp/4879191671
ではコンラッドの小説のその後の評価や現在のアフリカの「ポストコロニアル状況」についても述べています。またコンゴ自由国で起きた原住民に対する非人道的な扱いはレオポルド2世のパーソナリティーに起因するのではなくヨーロッパの植民地支配の構造に求められています。
それにしても広島・長崎に投下された原爆に使われたウランはコンゴのカタンガ地方から採掘されたものから製錬されたとは知りませんでした。


母から声がかか... 2024/04/19	春咲いたよ🌺 2024/04/19	バラが咲いたよ... 2024/04/19

裏庭のりん 2024/04/19	尻切れげっこさん 2024/04/19	少しずつ、少し... 2024/04/19

母から声がかか...
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春咲いたよ🌺
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裏庭のりん
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尻切れげっこさん
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少しずつ、少し...
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みんなのコメント（4）

かおりん 2015/01/30

こんばんは♪

いっぱい調べたのね～(°▽°)
歴史マニアっぽい？(笑)
ヨーロッパの王室は、ドロドロ血生臭いよね～(^_^;)
特に暗黒の中世は、オカルトっぽいよね～(^_^;)
その点、日本の皇室ってまぁまぁ良くない？(笑)

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あお@岐阜県 2015/01/30

かおりんさん
ヨーロッパ諸国に比べて日本は遅れて帝国主義競争に参加したので2流にしかなれなかったんじゃないでしょうか。
イギリスにはHSBC:香港上海銀行やらキャセイパシフィックで知られるスワイヤーグループやらがあるのに比べて旧植民地に本拠を置く企業なんてのはないですし。もっとも太平洋戦争の戦時補償については日本企業が受け皿として深くかかわったのは知られたところですが。
今の日本は日米安保体制のもとアメリカ合衆国の従属国ともいう立場なので、致し方がないこともありますね。

らりこ 2015/01/31

こんにちは。

　難しそうなご本を読まれていますね～。
　私有財産として、国を所有するんですか？想像を絶しますね…。

　原爆のウランは、コンゴ産ですか。むむむ。どこの産出でも、変わりないといえば変わりないかも…？？

　私が最近読んだ本は、「セプテンバー・ラプソディ」という、サラ・パレツキーの探偵小説です
　けっこう、おもしろかった…＾＾

あお@岐阜県 2015/01/31

らりこさん
アフリカは奴隷の供給地だったのが、奴隷制が禁止されたのちはアフリカ大陸内部まで地下資源や市場獲得の対象になったのだとか。
それにしても最近の中近東やらアフリカの状況を見ると、西欧列強の政治的な思惑に起因する事が多いと感じさせられますね。今問題になっている「イスラム国」もサイクス・ピコ協定によって引かれた国境線を無効にしようとするものですし。
現在のコンゴから産出されるウランは闇市場に流れているという話もあるようですが、アフリカ大陸にある金やダイアモンドなどの豊富な鉱物資源が現地の人々の福利に必ずしもつながっていなかったり、紛争の原因になったりするのは悲しい話ですね。