大阪府立花の文化園さんの園芸日記
27

ナミブ砂漠の生きた化石「キソウテンガイ」

2015/08/07
ナミブ砂漠の生きた化石「キソウテンガイ」 拡大 写真1 ナミブ砂漠の生きた化石「キソウテンガイ」 拡大 写真2

温室でキソウテンガイが開花しました。

キソウテンガイは非常に古い形質を残した植物で、ウェルウィッチア科という独立した科の唯一の植物です。

アンゴラからナミビアにかけての過酷な砂漠環境にのみ生息しており、一般に栽培は困難ですが現地の環境を再現することで日本でも栽培が可能になります。

この植物の生長は独特で、本葉を展開した後は新しい葉を作らずに初めの葉をひたすら伸ばし続けます。
伸び続ける2枚の葉はカールしながら広がっていき、植物とは思えない面白い形を作ります。
雌雄異株の植物で、当園で1株だけ栽培されているこの個体は雄株です。
今回7年ぶりに花をつけました。

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