ウィニティーちゃんはタイの山奥で生まれました。
ショウガ父さんは村の村長で
クルクマ母さんは村一番の美人と評判でした。
深い森の奥にある村はいつものどかで
ウィニティーちゃんは素直にすくすく育ちました。
或る日、ウィニティーちゃんとお祖母ちゃんは
村に唯一のテレビジョンで歌番組を見ていました。
はるか遠い国の番組では、今まで見たこともないような
キラキラの衣装を着た女の人や
お口を洞穴みたいに大きく開けて歌う男の人が
クルクルと出てきては、心躍る歌を披露するのです。
お祖母ちゃんは
「あんなおべべ、
オレたちは一生着ることがねぇんだばなぁ」と
溜息をつきましたが、
ウィニティーちゃんは、違いました。
「あたし、あんな女の人になりたい。キラキラの衣装を
着て、クルクル回る電球の下で歌いたいわ」
そんな事を夢見ながらも、現実は違いました。
ウィニティーちゃんは、毎朝、家畜の世話をして
水汲みをしてそれから3時間かけて学校へ行くのです。
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ここまで書いた時点で、感動の超大作になりそうな
予感がぷんぷんします。
全米が泣き、お*ぎと*-子も震えるでしょう。
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ウィ二ティーちゃんは、学校の帰り道に
怪しいジェーム*・ブラウン似の男に騙されて攫われ
有りもしない借金を盾に連れ回され、
タイからフィリピン、フィリピンからグアム、
グアムからラスベガスへと売られるのです。
そして、ジェー*ズ・ブラウン似の男が
プロデュースする怪しいレコードレーベルから
「タイの失われた王国の歌姫」として
「グロッバ」という曲を歌って踊る歌手で
デビューします。
紆余曲折ありつつ、ラスベガスのショービジネスの
世界で生き抜く知恵を身に着けたウィニティーちゃんは、
ついに*-ムズ・ブラウン似の男と縁を切り、
大金を手にタイに戻ることが出来、
お父さんやお母さんと感動の再会を果たすのでした。
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ってな事を、ショウガ科の植物
グロッバ・ウィニティーを見るといつも妄想します。
「グロッバ」って響きと「ゲロッパ!」って
あのソウルの名曲の叫びが似ているから。
それだけです。
ウィニティーちゃんの別名は「シャムの舞姫」。
茎の先から垂れ下がるように出る花穂が
綺麗な色のリボンをヒラヒラと揺らめかせるように
見えます。
本当の花は、リボン状の苞からピョコピョコと
トカゲが舌を出すように出た黄色い部分です。
乾燥気味で管理すれば、かなり耐寒性があるので
日本でも十分楽しむことが出来る植物です。
エキゾティックな雰囲気の植物がお好きな方に
おススメの植物です。
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おはようございます。
返信する長編小説を見せてもらいました。芥川賞が取れるかも。
面白い花ですね。
ピンクの部分は花ではないのですね。真ん中の黄色い部分が花ですか。
ピンクのリボン状の苞の方がよく目立ちますね。
ありがとうございました。
花好きかんちゃん様
返信する芥川賞!
受賞した時には、趣味園ブログの皆さんと
受賞パーティーしますから、かんちゃんさんには
スピーチしてもらいたいと思います。
グロッバは花自体は目立ちませんが
綺麗な色とユニークな形が良いですよね。
可愛い花です。
コメントありがとうございました。
スタッフ宮内 拝
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