一瞬目を離した隙に、改札を抜けた君は雑踏に紛れてしまった。
消えてしまったと気付くと、意味もなく罪悪感に襲われる。
君は振り返らなかったろうか。
肩越しの私が在らぬところに視線をさ迷わせていたことに
寂しさを感じなかったろうか。
さよならの後は見えなくなるまで背中を見詰めていたいのは、
私がいつでも背中を見守られていたいからです。
元気よく駆けていくねと、
微笑みながら見詰めていて欲しいのです。
君が私の視界から消えるまで見守っている間は
私にも君にも神様がいてくれるのではないかと思うから、
どうか、
どうか私を離さないで。
白っぽく滴るこの影を踏んだままでいて。
葉の間からこぼれ落ちる光の中でも、
泥のような暗闇のなかでも、
世界が明日破裂するまで、
痙攣するこの瞼に温かく重い指を載せて、
何もかも最初から無かったと静かに吹き込んで。
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
芽・芽・芽 2024/04/20 | バラの蕾が次々... 2024/04/20 | ムスカリ🩵ベイ... 2024/04/20 |
参ったな😓その後。 2024/04/20 | 散歩は楽しい🚶♀️ 2024/04/20 | オレンジの薔薇🌹 2024/04/20 |
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。