hanakonさんの園芸日記
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hanakonさん  兵庫県
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母のいない日常~*

2015/12/08
母のいない日常~* 拡大 写真1 母のいない日常~* 拡大 写真2 母のいない日常~* 拡大 写真3

久しぶりの趣味園日記です。

11月29日母が他界しました。
突然の事で、でも医師からは「いつお別れが来られるか
分かりません」とは2日前に言われておりました。
しかしそれは入院した8か月ほど前にも言われていた事
でしたのでそんなに重篤なものでは無いと今回も
前回と同じく「まだまだ大丈夫だろう」と
思い込んでいました。
ですが突然お別れはやってきました。

その日もいつもとお内容に母のお世話を早朝からし
いつもより少し長めに居て一旦戻り
また夫と母の元に行っていつもの様に髪をとかし
マッサージをしてゼリーを何口か食べさせて帰り
何時もの様に「じゃあまた来るから」と言って帰った
数時間後の帰宅時の道のりの車の中で突然
眺めて居る景色の右側から私の目の前に
母がふわぁっと浮くように微笑んで出てきたのです。
今まで見たことが無いような優しい微笑み嬉しそうな
表情をしていました。

「えっ・・・」一瞬凍りつきました。
「まさか」と思いました。虫の知らせではない
きっと何かの間違いだろうと。
さっきまでゼリーを食べていた母が
まさかそんなことは。

その半時間後 病院から電話が携帯になり
急変したのですぐに着てくださいと言われました。

震える体を押さえ主人にUターンしてもらいましたが
そこから飛ばしても40分はかかる場所で
どうかどうか間に合って、生きていて
と病室に飛んでいきましたが
病院から電話が有った3分後の5時18分に母はこの世を去ってしまっていました・・・。

「え・・・」
生きてると思って入った病室には
母の寝ているベッドの脇に小さくなった父が
寄り添って座っており
母は長い間病人であったにもかかわらず
とても穏やかで綺麗な顔をしていました。
最後の方は
3本の管や酸素マスクを装着され言葉も発する事が出来ず
どれだけ苦しかった事でしょう。
alsの為 手足も体も動きません。

ようやくようやく自由になれたのだと
重い鎧を外したような母の穏やかな表情に
私の心の中に少し安堵が芽生えました・・・。

本当に
身体の異変を感じてから7年程、病名を告白され4年
辛い辛い闘病生活とは
思えないほどの穏やかな表情でした。

まだ手も顔も身体も生きているかのように暖かく
人って亡くなって1時間たってもまだ温かいんだなって
不思議に冷静に思えました。

父は母に「あっちで しんどくなったらいつでも
ワシを迎えに来いよ」と耳元でずっと囁いています。
入棺時も言っておりました・・・。

私も涙が溢れ泣き叫んでももう母は
うなり声さえ言ってくれませんでした。

娘たちが幸いいてくれて病室で号泣する私を
なだめ そのあとの身体を洗ったり拭いたり
お化粧したり全てをしてくれました。
体を拭く際 娘達が「お母ちゃんは見んとき」
と泣く私の目の前に立ち塞いで私の代わりに必死に
母の体を拭いてくれておりました・・・。

娘たちが学校が休みで 主人お仕事が休みな日曜を
母は選んであの世に旅立ったのだとしか思えません。

それから1週間以上たちますが
先日母の夢を見ました。

「あぁ、良ぉ寝たわぁ、ほんま長い間寝てて
あちこち体が痛かったわぁ~」と笑いながら
腰をさすりさすり
仏壇の横の床の間から起き上ったのです。
父も私も「えっ起き上れるんexclamation&question 大丈夫なんexclamation&question えっ歩けるんやexclamation×2」といって
母に抱き着こうとした瞬間に目が覚めました。

父にそのことを言うと涙を浮かべて
「そうか、そうか、笑とったんか もう痛くないんやな
大丈夫なんやな」って何度も何度も私に聞いてきました。

父の母に対する愛を又目の当たりにして
胸が熱くなりました。
私は長年父がイライラしながら介護をする
姿しか 記憶にありませんでした。

親の介護というのは今だから言えるのかもしれませんが
してもしてもし尽すという事が無いように感じます。
今はただもっともっとお世話したかった・・。
それだけです。

趣味園に関係ない悲しいお話でごめんなさい涙
ただ私に花の素晴らしさを教えてくれたのは
母ですのでやはり私の園芸やガーデニング、花々を
育てる事に関しては母無しでは語れないからです。


❁❁ ユリオップスデージー
この花を見ると母を思いだします。
なので母が亡くなってから苗を買って私達をいつまでも
見守ってねとリビングの特等席に置いて育てています。

❁❁❁ 母が亡くなってから法要や
役場の手続きや仏具屋や母の病院自分の病院と
毎日東奔西走しておりましたが
少しずつ時間を作り昨日今日と実家の庭や玄関周りを
整理し夏の花から冬の花に植え替えました。

悲しみと多忙でげっそり痩せてしまったけど
お陰で履けなかったパンツがスルッとはけるように
なりました(´w`*)

まだまだ母のいない日常に実感がなく
涙も突然溢れてきますが
ご飯もちゃんと食べるように頑張って
少しずつお花たちと向き合えたらと思います。

ボチボチ更新して頑張りますm(u_u*)m

長くなりましたが
読んで下さった方ありがとうございました。

「母のいない日常~*」関連カテゴリ

みんなのコメント(20)

こんにちは
お母様を亡くされたとのお話、私も7年前にやはり長い闘病の末に母を亡くしましたので、なにか身につまされました…。
お母様があちらへのお引越しの挨拶にいらしたというお話も、私も似たような経験があって。7年経ちますが、まだ母が身近にいてくれることを感じます。
お花が好きだということそのものが、hanakonさんの中にお母様がいる証であり、またお母様からの贈り物なのでしょうね。
これから寒い日が続きますが、どうぞ体調を崩されませんよう、御自愛ください。

返信する

こんばんわ。
長い間、本当にお疲れ様でした。

そうでしたか😢
別れは突然でしたね😒

いつも頑張ってお世話されていたhanakonさん、病室にお花を飾られて、お母さまも嬉かった事と思います。

お花達もhanakonさんの事、見守ってくださっています。
ご飯もちゃんと食べてくださいね。

黄色のユリオプスデージー、いつも見守ってくださいますね💛

返信する

新着日記のトップに、hanakonさんの黄色いユリオプスデ一ジ一、濃い緑の葉っぱが効いています。

敢えてコメントは控えさせていただきます。

葉っぱが、有ればこその華ですね。

返信する

書いてくださってありがとうございます。

返信する

こんばんは。お久しぶりです。

病室の皇帝ダリヤを思い出します。
愛情深いお父様や心優しいhanakonさんのいらっしゃったお母様の病室。

そのときどきの日記を拝見し、何とも言えないおだやかでお幸せな時間を感じさせていただいてました。

うまく表現できませんが、心よりお悔やみ申し上げます。

返信する

こんばんは。

そうでしたか?
最近、hankonkさんの日記の更新が無かったので、もしやと思わなくは無かったのですが…。

親との別れは、いずれはやってくるものですが、まさかという時にやって来るものなのかもしれませんね〜。
無理せずいっぱい、心のすむまで泣いたら良いと思います。
そうやって、一つ一つ、思い出に変える作業が続きますね。
お父様やhanakonさんの気持ちはお母様に伝わって、幸せな最期を迎えられたと思います。

返信する

鳩田ぼーさん はじめまして。
コメント有難うございます。

鳩田さんもお母さまが長い間闘病生活を送られていたのですね。
私もその長い年月で決していい思い出ばかりではありませんでしたが
今思うとあんなに親子が密な時間を過ごせた事は
私が生まれてからも無かったんではないかと思える程でした。
ある意味母の病気が私たち家族を強い絆で結んでくれたのではないかと思えるようにもなりました。
母はン病名を告知されてからそう長い間
生きれないと知り早い時期から私たちに
自分が死んだ後の色々な手続きや振込先とか
そういった家のこまごまとしたことを伝え続けました。
亡くなる3ヶ月ほどまで辛うじて声が出て
話せていたので
〇〇の保険代〇〇〇〇円
と〇〇〇〇円を何月何日まで〇〇銀行に振り込みを
忘れないようにとかそういった細々としたことを最後の最後まで私たちに言い聞かせていたものです。

仰る通り花を育て花のある生活こそが母であると思っています。
頑張ります(*´∀`*)ゞ

返信する

のんぺーさん 今晩は。
コメントを有難うございます。
今となったら
もっともっとお世話したかったという思いしか
残っていません。
ですが年末になって私の仕事が忙しくなるので
母が私に迷惑をかけてはいけないと思って
もしかしたらあの世に行くのを早めてしまったのかもしれないと思います。

母には私の思い届いていると良いな。
きつい口調で言ってしまう事が多かったので
それも後悔の一つです・・・(≧皿≦)

ユリオップスデージー、キラキラ輝いて咲いてくれています~*

返信する

紅いハナミズキさん こんばんは。
コメントを有難うございます。

ユリオップスデージーは私の結婚式当日朝に
母が庭先に出て満開だった花を即席に
ドレスのブーケと主人のお花のブローチ
を作ってくれて式で持たせてくれた思い入れの深い
花だったんです。
これからも窓辺で深緑の葉とキラキラな花びらで
私達を見守ってくれるでしょうぴかぴか(新しい)

返信する

TOMOちゃんさん 今晩は~*
コメントを有難うございます。

母の記事、読んで下さって有難うございます。
ロケットペンダントの中に母の写真を入れて
付けていますのでこれからは
どこに行くのも一緒♡です。

返信する

Simatyan こんばんは~*
コメント有難うございます。

病室の皇帝ダリアの事を覚えていて下さって
本当に嬉しいです。

今日、実家の近くの母の入院していた病院に
会いたい看護婦さんが居たので会いに行きましたが
夜勤で帰られていて会えませんでした。
それで母が居た部屋を見に行ったんですが
誰も入院されていなくて空いていて
がらーんとしていて涙が溢れてしまいました・・・。
10日前はココに母がいたのに・・・あそこに
皇帝ダリアが、シクラメンが飾られていたのに
って涙が溢れました。

少しずつ時間がたって
それがいつか想い出になって
笑いながら話せる時が来るのかな。

そんな日が来るのかな。

返信する

ピンクペッパーさん こんばんは。
コメントを有難うございます~*

そうでしたか・・・
もしやって思って下さったんですね・・。

今は毎日 役所や保険や年金や法要の準備や
仏具屋さんの用事、実家の父の様子を見に行く事や
母の仏壇にお経を読みに行く事や
花を植えたりで大変忙しくてまだ
ゆっくりとしんみりする時間が無いんです。
でもふとした時に思いだして
自分が至らなかったんではと泣けてくるんですよ。
思いだして母恋しくて泣く涙もありますが
あの時どうしてもっと・・
何故あんなこと言ってしまったんだろう・・・
とかそういう後悔ばかりの涙が多いです。

私達の本当の思いは母に伝わっているでしょうか・・・。

返信する

hanakonさん、こんにちは。はじめまして。
お昼休憩しながら読ませていただきました。
もう、泣いちゃってます。
一言言わせてください。
お母さまにhanakonさんたちの思い、ぜったいに伝わっていますよ!
はじめましての私にも、こんなにhanakonさんの優しさを感じるんですから。

返信する

こんにちは。

ピンクペッパーさんのページからお邪魔しました。
初めまして・・・でしょうか・・・

私も、この歳になるまで、祖父、祖母、義父、義母、母、父、叔父、叔母、友達、そして、兄、姉・・・と、たくさんの大事な人を見送って来ました。

そしてその度に思うのは、
もっと話したかったな、もっとお世話したかったな・・・と言う後悔の想いです。

だから、あなたのお気持ち良くわかります。
涙が知らず知らずに浮かんでくるのも、今は仕方がありません。

でも、最後に、お母様があなたの枕元に立って微笑みかけてくれた事は、
あなたの優しいお気持ちが十分伝わって、
お母様の感謝の表れだと思いますよ。
あなたの精一杯の看病に感謝して、
一言お礼を言いたくて、
あの世への長い旅に出発する前に、
精一杯の笑顔でお礼を言いに来てくれたのだと信じます。
私の母もそうでした。
14年もの間、病魔と闘って、最後は何本ものチューブに繋がれて、言葉も発せられずに、生かされていました。

チューブを外され、身軽になった母は、にっこり笑って、そして何も言わずに消えてしまいました。
そして、二度と私の前には現れません。
夢にも出ません。
きっと、母は、自分はやっと闘病の苦しみから解放され、身軽に自由に、あちらで父と仲良くやって行くから心配しないで・・・と伝えたかったに違いありません。

hanakonさん、悲しみが癒えるまでは時間がかかりますが、どうかお元気になって、お母様に心配をかけないようにして下さい。
そして、お花を愛していたお母様の為に、お花を育て、仏壇や、墓前に手向けてあげて下さいね。
寒くなりましたので、くれぐれもご自愛くださいます事を願っています。

返信する

こんばんは!

今日更新された日記を読んで、今週いっぱい休み、法要…?と思って、この日記に気づきました。
最近hanakonさんの日記が更新されてなかったので、どうしたのかな、お母様の看病が忙しいのかなと思っていたのですが…。
なんとコメントを書けばいいのかわからず…すみません😔
ただ、涙が止まりません。

今も実家の近くでは皇帝ダリアが咲いているんです❗
それを見るとhanakonさんやお母様、お父様の事を思い出すんです。
アメジストセージやアジサイ…お母様のお部屋にはいつもお花がいっぱい溢れていましたね😌
これからもたくさんのお花を育てて、お母様を思い出してください。
私もまた秋には皇帝ダリアを見てhanakonさん一家を思い出すと思います。

返信する

むぎはなさん 初めましてこんばんは。
コメントを有難うございます。

お昼休みの貴重な時間を私の日記に目を止めて下さり又 お気持ちを寄せて頂いて有難うございます。

日記にはあまり書いていませんでしたふぁ
長い闘病生活の介護の間 感動的な事ばかりではなく時にストレスや葛藤で辛い事を口走ってしまう
自分もいたんです。
そんな私に母は何も言わず耐えていたのかと思うと
涙が溢れます。
笑顔で介護って中々出来ないですね、、、
1カ月や半年ではないもの、長丁場になると
心身の疲労が蓄積されて爆発してしまって。
それでも母が大事だったからそれを補うために
精一杯母の喜ぶように、安心するようにと
毎日毎日母の所に通い花で囲んで上げて
お世話して・・。

そんな私だから私の本当の思いが母に伝わっているか不安で不安で泣けてくるんです。
最後まで言えなかった母に「人工呼吸器着けても
いいんだよ」「大好きだよ」「今までありがとう」
この言葉が言えず悔やんでいます。
死んでから耳元で小さな声で母に言いました。
届いていたのでしょうか。

返信する

大和撫子さん こんばんは。
ご無沙汰しております(*´∀`*)ゞ
以前何度かお話しさせて頂いていると思います。
コメントを下さって有難うございます。

皆さんそれぞれある年齢になると
順番に祖父母や親や姉妹といった身内を
看病したり看取ったりそれが普通なんですよね、
順番が違うとそれはそれでまた苦しく辛い。
私は子供の頃から母無くしては何もできない
母っこ・・マザコンでしたので💦
母がいなくなる世界なんて考えられないと思って
これまでやってきました。
全てを頼り切って生きていたのでこれからは
人並みに…自分の二本足で地をしっかり足を着けて
生きて行かねばならないなって思えました。
ここからが私の人生の本番と言えるのかもしれません。
まだ母親離れしたくないし出来ないかもしれませんが本当の意味での親離れが出来る事が母も安心
して成仏してくれるのかもしれません。

明日は二七日法要です。
お寺さんが来られるので緊張で緊張でこの数日間
ずっとネットで法用事のマナーとかお布施の渡し方とかお茶やお菓子の出し方を見ていました💦
母のお陰で少しずつ世間知らずが解消できそうです笑

返信する

ラスカルさん 今晩は、コメントを有難うございます。

また私の母の事で涙を流していただけ・・・
私もまた涙が溢れてきました。有難うございます。

病室に飾った皇帝ダリアやセージや紫陽花の花の
ことまで覚えて下さっていたなんて・・・泣き顔
そういえば
今年の母の日 これが最後の母の日になるかもしれないとこれから先数年分の母の日の花のアジサイを
部屋中に置いたのを昨日の事のように思いだします。涙
個室だったとはいえ医師から少しひんしゅくを受けたのですが「先生がいつお別れが来るか分からない」って言ったからやん。と
5鉢・・6鉢・・・何鉢買ったでしょうね。
5年後6年後の分まで母に捧げました。
何だか切なくなりました。

どのお花を見ても母に通じて母を思い出しては
泣けてきますが 私は私の家や実家に母の好きだった花を沢山育てて母の分までガーデニングしたいと思います。それが供養の一つにもなるかなと。

ラスカルさんの最後の温かいお言葉忘れません。

返信する
  • 写真
  • 2016/01/02

こんばんは

実はずっと日記は拝見していたのですが、最愛のお母様を亡くされて何とお言葉をお掛けしてよいか分からず今日に至り失礼しました。
本当にご愁傷様です。
ごめんなさい、涙で言葉がみつかりません。

返信する

おはようございます、華さん~*
コメントを有難うございます。
読んでいて下さって嬉しいです🎶

今年もお花談義をよろしくお願いします。

そうですよね、私でも何と言ってお言葉をかけていいか悩みます(´`)=3
趣味園の日記ですからなおさらです。
お気遣いありがとうございますm(u_u*)m
また遊びにいらしてくださいネ(*´∀`*)ゞ

返信する
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