交番の角を曲がる直前に登り坂を振り返ると、
公園の斜面に植えられたツツジが
有名な百貨店の包装紙みたいな模様に見える。
不規則に潰した柔らかい丸模様は
季節ごとに色合いを変えて、
それがこの町で唯一私が気に入っている風景だ。
ぼんやりと眺める風景で四季を感じているけれど、
記憶はいつも上書き保存されるから、
去年の今頃も3年前の今頃もどれがどれだか分からない。
去年の自分も3年前の自分も、どれが自分か分からない。
満ち足りているのではなく、
考えることをしないから、なにもないのだろう。
淡々と流れていく時間をバスの車窓から眺めている。
海綿が水を吸うように知ることを喜んでいたはずなのに、
何にも今は胸が躍らないのは何故だろう。
危機感とか不安感とかに
さらされていたい訳ではないけれど、
無味無臭な呼吸しか繰り返さない自分に疑問も感じる。
己の感受性くらい、己で磨きあげよと
過去の女性詩人は詠ったけれど、
磨く砥石もいつの間にか乾ききっている。
これでいいのだろうか。という
自問自答ばかり繰り返している間に、ほらもう、
停車します。お忘れ物にお気を付け下さい。
そして、またいつもの停車場。
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写真で光を捉えるのはすごく難しいですよね。
返信する夜の静寂の中に浮かぶ木々の枝が、光を受けて綺麗な文様を描いています。・・・すてき
みんな似ているんだな( ·_· )
今日も昨日と変わらない自分に、ちょっとだけの不安と安心感。
どちらが正解なのかは、たぶん明日わかるんじゃないかなー?
かりんと様
返信する夜の写真は難しいですよね~。
ありがとうございます。
時間は同じようにしか流れないから
自分が進む速さを変えるしかないんでしょうね。
明日を待ちましょうか・・・。
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