Massonia pustulataとM. longipes
この二つの種は長らく混同されてきました。そして、一時M. longipesはM. pustulataの同種異名(同じ種に与えられた学名)とされていました。試に、Massonia pustulataでググるとふたつ目の写真が出てくると思います。そう、海外も日本も同じ状況にありますし、私も同様です。
ところが、南アフリカの学者が両種の標本や記述を丹念に調べると、両種は全く別の種であることが判明したという論文を見つけました。2015年の論文です。 それによると、最初の写真が真のM. pustulataで、従来よりM. pustulataとされていたのはM. longipesということになります。
実を言えば、マッソニア属の学名は世界中で大混乱していて、この10年ほどのあいだで徐々にですが、分類が整理されてきました。また、いっぽうで新種がいくつも登録されています。 学名は誰かが真面目にコレクションし、形態を比較し、DNAの塩基配列を比較することなどにより整理されていきます。最後の写真は以前Massonia sp.としてアップしましたが、2012年の論文でMassonia roggeveldensisと命名された種と判明しました。
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