長野県飯田市緑体験交流｜園芸日記by渋谷区ふれあい植物センター軟式｜みんなの趣味の園芸

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15日、16日で長野県飯田市に出張でした。
植物センターでは3年前から飯田市に夏と秋に
区民の方々とお出かけする事業を行っています。
「緑体験交流」といいます。

飯田市の下久堅地区という場所に
11年前から渋谷の小学生たちが作り続けてきた
森があるのです。
その森を私たちは「渋谷の森」と呼んでいます。

小さなドングリを拾って、渋谷に持って帰って土に植えて
芽が出て大きくなった苗を、次の年の子供たちが
また森に植えていく・・・・・

いつも、森の作業の前に子供たちに説明することがあります。
それは森が育つには人の手と時間が必要だということ。
木を植えたらそれで終わりではなくて
一つの森が森と呼べるまでになるには
途方もない時間と人の手がかかるということ。
だから、自分の為にじゃなくて誰かの為にと思って
今日、木を植えて下さいとお話します。

まだまだ、森といってもシイタケのホダ木にもならない
細く若い木の森です。
それでも渋谷の子供たちにとって
雑草の中に飲み込まれて
見たことも無い虫に触って
大きな鋏や鎌や鋸を使って木を切ったり草を刈ったり
突然、サワガニを発見したりするのは
驚きと恐怖と感動と喜びの連続です。

去年の秋にはリンゴ狩りをしました。
たわわに実ったリンゴの中から、自分だけの
スーパースペシャルリンゴを選び抜いて
真っ赤な皮に歯を立てた時の笑顔！

そして今年の夏は、なんと天竜川で川遊びをします。
プールでお稽古していても川で泳いだ経験のある
都会の子はそうそう居ないんです。
そんな、渋谷っ子の腕と足をひっつかんで
せーの！のよいしょ！で天竜川の放り込むために
下見と安全確認と打ち合わせの出張でした。

天竜川の河川敷は
ムシトリナデシコやオオキンケイギクの絨毯でした。
どちらも外来種なので、大手を振って歓迎は出来ませんが
それでもやっぱり綺麗ですね。
座光寺地区の果樹畑を朝散策したら
キウイフルーツの花が満開でした。

渋谷の森の体験では下久堅地区の皆さんと
天竜川川遊び体験では座光寺地区の皆さんに
協力頂いて実施の予定です。
いつも大歓迎して下さる皆さん、本当にありがとうございます！
今年もよろしくお願いします！


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