こんにちは!花フェスタ記念公園です。
当園の魅力を少しずつご紹介するシリーズの第3弾は、初夏の訪れを告げる南国起源のバラ達のご紹介です。
バラと言うと、多くの方が「西洋の花」とイメージされますが、日本や中国原産の野生バラも育種に大いに関わっている話は良く知られていますが、常夏の島を原産とする野生バラやその改良種をご存じの方は意外に少ないのでははいでしょうか。
1枚目は‘Rosa bracteata(ロサ・ブラクテアタ)’またの名を‘カカヤンバラ/ヤエヤマイバラ’。
原産はフィリピンや台湾。別名の‘カカヤン’は江戸時代のフィリピンの国名で、太平洋を嵐で漂流した日本人がカカヤン国に流れ着き、種子を持ち帰ったと言われています。
‘ヤエヤマ’は日本の八重山諸島を指し、海流で運ばれたか、琉球王国の時代に交易で持ち込まれた物が野生化したと考えられており、限られた海岸線で見ることが出来ます。学名の‘bracteata’は‘ブラクト(苞)’の意味で、蕾を包む様に重なった特徴的な‘苞’がご覧頂けると思います。
花の写真をご用意できなくてごめんなさい。今からやっと開花なのです。さすが南国出身のバラですね。こちらは、「バラのテーマガーデン」ジョセフィーヌのバラ園でご覧頂けます。
以降はこれらの交配種。
2枚目は左から‘ホワイト・サプライズ’と‘ピンク・サプライズ’です。
それぞれハマナスとの交配によって誕生しました。両親の良い所を受け継ぎ、暑さ・寒さに強く耐病性も抜群です!
3枚目は‘マーメイド’で、病気に強いつるバラとして有名です。
こちらは黄色いティーローズとの交配種。こちらも‘苞’をお父さんから受け継いでします。
いずれの品種も「世界のバラ園」オールドローズの小径でご覧頂けます。
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