ヒメウラシマソウ、今年は2輪咲きました。それが最初の写真です。
ウラシマソウなど、テンナンショウ属の植物は草勢により、力がない株は雄花をつけ、養分をしっかり蓄えた力のある株では雌花をつけるといいます。正確には雄花ばかりつける雄花花序、雌花ばかりつける雌花花序です。写真の2輪も周りの仏縁苞を破ればどちらか簡単に判別できますが、構造の違いで識別する方法はないのだろうかと思って調べたところ、仏縁苞の基部に穴があるのが雄株で、雌株は穴が塞がっているとありました。
ふたつ目の写真を見るとしっかり穴があり、どちらも雄花花序であると思われます。テンナンショウ属の花において、花粉を媒介する昆虫はキノコバエの類といわれていますが、雄花花序では花粉まみれになったハエが外に出やすいようにトンネルが用意されているということのようです。面白いですね。
それから、ふたつ目の写真をよく見ると、二つの花は仏縁苞の巻き方が逆であることがわかります。花を上から見たとき右側の花は左巻きで、着物でいえば右前の合わせになっています。左側の花は右巻きで左前です。左前が雄花で、右前が雌花なら覚えやすいですが、苞の巻き方は雌雄に関係ないようです。
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
ゴールドバニー... 2024/04/25 | 原種チューリップ 2024/04/25 | 伸びろ伸びろ♪🌿🐍 2024/04/25 |
ナンジャモンジ... 2024/04/25 | 咲き始めのスイ... 2024/04/25 | 趣味の買い物(... 2024/04/25 |
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。