生態園の園路の脇で、ヤブヘビイチゴ(バラ科)が赤い実をつけています。名前の由来は、藪蛇なイチゴではありません。藪ヘビイチゴです。近縁種のヘビイチゴが明るい場所に生える対し、林の縁や藪などうす暗い場所に生えるのでこの名がつきました。イチゴの仲間の実は偽果(ぎか)といって、植物学的には本当の果実ではありません。丸く膨らんでいるのは花の一番下の部分(花床かしょう)で、その周りついている粒々のひとつひとつが本当の果実です。ちょうどこの時期、同じバラ科のサクラの実(サクランボ)が落ち始めていますが、小さなサクランボがたくさん着いているのがイチゴの実と思えばよいでしょう。ヘビイチゴとヤブヘビイチゴはとてもよく似ていますが、本当の果実の表面がしわだらけなのがヘビイチゴ、しわがなく光沢があるのがヤブヘビイチゴです。実は食べても無毒ですが、甘味は無く、おいしいとは言えません。
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|
実の生る盆栽の... 2021/04/11 | 意外と可愛いヤ... 2021/04/11 | スーパーで紫蘇... 2021/04/11 |
![]() |
![]() |
![]() |
深夜にゴソゴソ... 2021/04/11 | 小手毬-地植え... 2021/04/11 | 夜桜草🌸 2021/04/11 |
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。