今日は、50歳にして亡くなった、私の植木の師といえるもう一人の大事な方のお話しをさせてください。「〇〇園名松有り」と有名な書道家の先生から称賛された方でその地区でも1,2位を競う庭木作りの天才で何をとっても非の無い方でした。
私がその方と接したのは26歳までの6年ほどでしたが、その間にその方の畑で原木の松が庭木の松に変わっていく姿を興味津々に見ていました。
まず隠岐の島から原木を買い入れて植えこんで3年はそのままにして置き、それ以後枝をためて小枝に竹を入れ、玉作りが始まります。牛糞、化成、綿実粕、を寒肥に入れて(普通の松には該当しない肥料です)できた松も入れて、50本は下らなかったでしょう。
5月初旬から緑摘みが始まります。私の地区は「ろうそく飛ばし」と言いますが。なぜ5月なのでしょうか。4月の伸びたころではだめなのでしょうか。疑問が涌き尋ねてみました。「4月では、勢いが良すぎてかえって弱い枝が出来る。」とのことで当時の私は不思議でしたがそうなんだと思いましたね。
冬1月頃から緑摘みを行った松はたくさん枝が出ています。その中で3,4本を選別して竹に括り棚を作っていくのです。この作業を5年はされていたでしょうか、見違える木に成っています。このとき大事なのは松の幹です。古木であればあるほど見事になります。
それまでの苦労が見えずに私には天才としか思えなっかったです。その方がもし長生きされていれば確実に私も変わっていたでしょう。そこは残念です。6月に成れば中学の同窓会が有ります。梅ちゃん先生のお父さんはこの方なのです。
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その植物を見ると育てていた人を偲ぶことができるのは幸せなことだなぁ~と思います。立派な「心の師」と同じには出来ないけど、植物の一つ一つが四季折々に花をつけ実を成らせた様子を見る時、それらを育てていた母を思います。
返信するおはようございます。
返信する私と父には、姫こぶしがあります。その時の言葉も浮かんできます。施設にも2本ほど幼木をもらっていただいたのですが、今は良くなって通られる方に喜んで頂けたたら幸せだなぁと、思っています。
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