昨日撮影した写真から、クリナム3品種です。
最初はポーウェリー‘アルブム’(Crinum x powellii 'Album')、にほんでもお馴染みの品種で、ブルビスペルマム(C. bulbispermum)とムーレイ(C. moorei)の交雑種、ポーウェリーの選抜品種です。ほとんど不稔で、種子は稀に採れる程度です。ふたつ目はオーストラリアで育成されたビーケイ・チァリスCrinum 'B.K. Chalice')という品種です。最後はカーニヴァル(Crinum 'Carnival')です。
Crinumには多くの種があり、ほとんどの組み合わせで雑種ができますが、その雑種は稔性が低く、さらなる育種が進みにくいという特徴があり、米国には相当数の品種があります。
私も50品種ほどを米国から輸入しましたが、熱帯原産のCrinumを使った交雑品種は耐寒性が弱いものが多く、戸外で冬越しできません。そして、寒さに丈夫なブルビスペルマムでも-7~8℃が限界でしょうか。それでも品種を選べば関東以西で庭に植えられますから、もっと多様な品種が普及して欲しいと感じています。
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