帝国物語（連合国）｜園芸日記byしまくじら｜みんなの趣味の園芸

写真1

写真2

写真3

これまで、笹大王、カヤ王国、スギナ共和国に悩まされていたが、ここにきて、また新たな問題が起こった。

この春から夏にかけて、野菜を植えるために、裏の菜園の笹を地道に掘っていた、庭師・しまくじら。もともと体育会系ではないので、体力に自信がなく、持続性に欠ける。裏だけで疲れ、表の花壇は見て見ぬふりをしてきた。それをいいことに、のさばってきた彼らは手を結び、一大連合国を築いたのだった。

種から育てたナスの定植も終わり、野菜は一段落。庭師・しまくじらは、畑にコンポトマトを植えようと思った。しかし・・・台車を引っ張ってカーポートのところまで来て、思い出した。今日はまだ、ラズべりーを収穫していない。
庭の端にあるラズベリーを収穫するために庭を横切ると、前花壇の南端は、カヤでブロック塀が隠れるほどになっていた。春、雑草刈りばさみで刈ってしまったのに、完全に元に戻っている。そしてどんどん勢力を伸ばし、花の間にまで広がっていた。葉を伸ばし始めたアシダンセラの間からも、カヤの葉が出ている。

前花壇のふたえききょうのつぼみができているのに、バックが笹とカヤでは、写真が撮れない。何もないところなら雑草刈りばさみが使えるが、花と花の間では、使えない。台車は置いたまま、せん定ばさみを片手に、その中に分け入った。
カヤ、スギナ、笹が混然一体となっている。花をつかまえないように、左手で雑草をがしっとつかみ、右手の剪定ばさみでジョキッ！ごみ袋にポイ！また次の草をがしっと・・・おっと、客人・黄花クロコスミア卿のマントまで切ってしまった。

客人・黄花クロコスミア卿はここに数年滞在しているが、一度も花を咲かせたことがない。球根を売っていた時点で小さすぎたのか、はたまた、夕食の膳に乗ったごちそうをほとんど、連合国の輩に横取りされていたのか。

けっきょく、すべてが終わらないうちにしまくじらは音を上げ、畑にアスパラの収穫に行ったのであった。

①
今のところ、連合国の襲撃を受けていない、トリトマのつぼみとシャスタデージー。
単独では襲撃されている。

②③
畑のエキナセア。つぼみの状態もかわいい。


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