富山昌克(トミー)さんの園芸日記
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富山昌克(トミー)さん  大阪府
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君でもできる!やさしい植物バイテクノロジー その3

2009/08/06
君でもできる!やさしい植物バイテクノロジー その3 拡大 写真1

ランのタネはどこで販売されているのでしょうか? ランのタネ(種子、seedといいます)って見たことがありますか?袋に入ったランのタネが販売されているのを園芸店で見たことはないですよね?身近なところで探せば、バニラアイスクリームなどに含まれている黒い粒がランのタネです。バニラ(Vanilla)はラン科植物のなかでも大きなタネを持つ部類に含まれます。普通のランのタネは、黒板に使うチョークの粉を連想して頂くと、分かり易いと思います。それくらいに微細なものです。普通に土に播いても発芽しないため、園芸店では取り扱っていません。
 そもそも園芸植物には、タネ物・苗物と区分されていて、苗物の植物は基本的にタネが販売されることはありません。なぜでしょうか?苗物には多年草・宿根草などが多く、苗を買ってきて、苗から栽培し始めた方が早く花が見られるからです。タネからだと初花まで時間がかかってしまうことが多いことと、こんな花が咲きますよといった固定した品種を販売するほうが、タネだからどんな花が咲くかわからないんですといった売り方より、販売しやすいからです。
 反対にタネ物は最近のガーデニングブームにより、タネだけの販売にかかわらず、苗状態に仕立てて(中間苗と呼びます)販売されるようになりました。案外、1年草であっても、タネから栽培すると難しいこともあるので、より花を簡単に親しんでもらおうという意味で、ずいぶん様々なタネ物からの中間苗が販売されるようになりました。
つまり園芸業界では、タネ物というジャンルからは中間苗が販売されるようになりましたが、苗ものというジャンルからは、タネが販売されるようになっていないので、自分でタネを採るところから勉強をしていかなければなりません。

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