6月3日の日記で雄花を観察したエビヅル(ブドウ科)を久しぶりに見たところ、葉がさらに繁って、今度は雌花が咲き、若い果実まで出来ていました。ところが、エビヅルは雌雄異株とされています。前回は気づかなかったのですが、同じ場所に雌雄の2株があり、雌株のほうが、やや遅れて成長したと思われます。2mm足らずの、とても小さな雌花が、花序を作っています。花を拡大して見ると、太いビール瓶のような形をした雌しべの周りに、クルクルと巻いた雄しべが5本ついた奇妙な形です。雄花同様、花びらは、咲くときに落ちてしまうので、ありません。雄しべは、最初からクルクルと巻いたままです。やく(花粉袋)は開いているのですが、花粉は入っていません。一応、雄しべがあるので、形態的には両性花ですが、花粉を出さないので、機能的には雌花というわけです。ブドウ属なので、熟した果実はブドウの風味があり、食べられます。
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