菊ちゃん流庭の管理１１－２/３

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写真2

写真3

客間手前から見た庭です。枯山水にしてあります。

三角の石は抽象的には山であり、現実的には水の出場所を隠し奥行を想像させる役目があります。
右側が中島に成ります。川の段差が見えるように作っています。

こちらは客間中央からの写真です。
右側の川の流れが見えます。
こちらの方が水量を多く見せるように川砂を広くふせています。また段差も遊びが少ないですが広くしています。

ポイントは川砂で本当は下も敷き、上の砂をはっきりと見せれば、滔々と水が流れているように私には見えます。（笑）

ここに気に入らないものがあります。自然の中の川ですから雪見灯篭は、私はいりません。

主客の座る位置から見た庭です。
奥行の無い庭ですから、一番最初に観た石が奥に見え、その石が抽象的にこの高さでは無理ですが、山から水が流れて来る様な感じにしたいと思って造りました。
心木のもみじの良さも見せる所です。

庭にはいくつかの見るポイントがあります。ここでは３点ですがそこを移動しながら見るのも楽しいと思います。

この庭を造り終えた夕方に、奇しくも胆嚢炎が起こりのちに腎臓がんが発見されるのでした。

２度目の退院後、私は「これから人のために何かをしたい。」と言いました。

ある日くつろぎながら庭を見ていると。
今ここに自分たちがいるのは、ここまで仕事ができるようになったのは、お得意様のお陰だ、私たちに関わってくださった方々のお陰だ、そして父のお陰だと思いました。
以前からいい言葉だと思っていた「恩を感じるという事で感恩。感恩の庭」に　名付けた次第です。

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