流し台のステンレスの上を洗剤の泡が行くように、
入道雲が季節を含んで流れていくのを
夕暮れのベランダから見ていた。
気付かないふりをして遣り過ごす気だった身の回りの彼是の変化に、
こめかみを万力で締め付けられたような気分になる。
私が季節の変わり目に飽きもせず自家中毒を起こすのは、
変化ではなくて変化しない自分自身が発酵するからだ。
見た目だけでも変わったように見せかけたくて、
落ち着きなく出歩いてみたり、資料を溜め込んでみたりする。
西の空からいつの間にか広がった雨雲で辺りは薄暗くなり、
恐ろしく足の早い雨は私の心を追い抜いた。
大粒で叩きつけるような勢いは、
激情した誰かの口振りに似ている気がしたが、もう思い出せない。
強い雨粒に撃ち抜かれて、色も形もないままに水に溶けたい。
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
アロマティカス... 2024/04/25 | すずらん🎶 2024/04/25 | ポトス植え替え 2024/04/25 |
ナニワノイバラ... 2024/04/25 | ゴールドバニー... 2024/04/25 | 原種チューリップ 2024/04/25 |
こんにちは
返信する大変ご無沙汰しています。
暑すぎる夏が、台風が何回も来たと思ったら、
今度は一気に秋を連れて来ましたね。
私、この夏で半世紀を迎えました。
半世紀も生きてきたのに、20歳頃から少しも変わっていないのです。
今日、長女が20歳になりました。
「変化ではなくて変化しない自分自身が発酵するからだ」
周りはどんどん変化していくのです。特にこの2、3年。
私の周りは劇的な変化を致しました。
なのに私は、外見ばかりが歳をとるだけで、
中身は変わらないのです。
少し色んな事がどうでもよくなってしまったぐらいで。
20歳の娘の頃のままの私が、
20歳の娘を育てているのですから、苦しくて仕方ないのです。
「月日は流れ私は残る…。」
中学生の頃に読んだミラボー橋の詩が、
今はよくわかるような気がします。
季節の変わり目、どうぞ、くれぐれもご自愛なさって、
お身体大切にお過ごし下さいませ。
風葉子様
返信する小学生の頃は中学生がお姉さんに見えて
中学生の頃は高校生がかっこよく見えて
高校生の頃は大人になる前に死ぬような気がして
大学生の頃は永遠に若いままのような気がしていたけれど
いつの間にか20も過ぎて
大人と呼ばれるようになってしまいましたね。
びっくり!不思議!
上手に大人になる人もいるみたいですが、
我々のようにぼんやりしているのもいて良いと思います。
このままでいましょうよ。
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。