ドラゴンフルーツ　仕立てと結実

写真1

写真2

写真3

前回に引き続きドラゴンフルーツについて。

ドラゴンフルーツは自立しません。
植物センターでは塩ビパイプを支柱にしています。
大株になるとかなり重くなるので
ある程度頑丈なものが良いでしょう。
アイアン製のオベリスクなんかが向いているかもしれません。

1mくらいまでは、
元気のよい新芽を１つだけ残して他には脇芽を出させずに
主になる株だけを真っ直ぐになるように育てます。
脇芽がどんどん出てくるのは摘んで下さい。

支柱の先端まで生長したら、頭を飛ばして
それ以上上に伸びないように止めます。
先端を止めると、一気に脇芽が出てきます。
1株に4，5本の脇芽があれば十分なので
元気のよい芽を残して後は全て摘んで下さい。

残した脇芽は生長するにつれ枝になります。
自らの重たさで下に垂れ下がるようになりますが
ロープなどで枝が傷まない程度に引いてやると
上手く垂れ下がるようになります。

花芽は垂れている枝に付きやすいので
可哀想だと思われずに、どんどん枝垂れた樹形を
作ってやると良いでしょう。
ある程度、形がまとまっていると移動も楽です。
ドラゴンフルーツはご存じの通りサボテンですから
あまりにもワイルド過ぎると、大変な目にあいます。

仕立てる枝以外にも脇芽が出ますが
出来るだけ摘んでやり、枝を充実させましょう。

6月から夏の間に花芽が付き
夜の間に花が咲きます。
自然受粉でも良いですが、人工授粉したほうが
結実する率は格段に良くなります。

受粉が成功した芽は、そのまま結実して実が生長します。
受粉しなかった芽は、2，3日後に落ちてしまうので
分かりやすいです。

収穫は約1カ月後。
実の表面の、ヒラヒラの部分が乾燥して
しわが出来てきたら収穫です。
実が割れる前にどうぞ。

完熟した果実は傷みやすく、輸送に向きません。
そのため市場に出回るのはどうしても未熟なものになります。
ぜひ、家庭で栽培されるならしっかり熟させてみてください。
かなりの甘さが楽しめるはずです。

植物センターのドラゴン君。
また、近々花が咲きそうです。
凄いやる気にびっくり。

宮：なあなあ、今年はどないしたん？
ド：うっす！一昨年に移植してもらってから、
　　俺、体鍛えてたんすよ！いい感じのボディラインに
　　なってきたんで、ここらで、花もバーっといちゃう？的な？
宮：いいけどさぁ、来年は力出し切ったとか言わないでよ？
ド：大丈夫っすよ～。俺褒められて伸びるタイプなんで～。
宮：あんま、調子こくと、109にギャル男の観葉植物として
　　売り飛ばすからな。
ド：またまた～、冗談きついっすよ～。
宮：実が熟したら、NHKさんに売り込むつもりだから頼んだよ！
　　ニュース845狙ってるんだからね！
　　あんたも、てっぺん目指すなら全国ネットだよ！
ド：ウイッス！任しといて下さい！

そんな訳で、しっかり熟したら
ドラゴンフルーツパーティー開催しますので
食べたい方はご参加ください。

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