(前日記から続く)
小雨が降る中、再び庭師・しまくじらは、武器を手にした。新しいショベルは、両脇にギザ刃の付いた特殊な形だ。
体重をかけて、根元にざくっとやると、ここに何年も住みついていたラベンダーは、あっさりと掘り取られた。大株の植え替えはとても無理なので、こぼれ種から育った苗に世代交代することになる。
①
掘り上げたラベンダー。去年の茎は枯れているが、すでに次の芽が出ている。
さて、上の方から下に降りて、地面についたブラックベリーの枝を引っ張った・・・が、抜けない。力を込めて、引っ張った。抜けない。・・・なんで?
地面をよく見ると、そこには、
②
地面に下りただけではなく、地面に潜り、また出て次の目的地を目指す、たくましき姿があった(上に見えるのは、ニラ)
渾身の力を込めて引っ張ると、やっと抜けた。ここまでがんばるか、ブラックベリー。
③
下りたばかりのときは先が細いはずなのに、別のところで降りた枝先、こんなに太くなって、根が出ていた。
2つ前の日記で
『庭の真ん中あたりで、庭師・しまくじらが
「何?これ」
と持ち上げたつるが、実は数m先から、ブロック塀に沿って北から東、東から南、南から西の順に、曲がりながら伸びてきた、オーシャンブルーの家来の着物の裾だったという話も、あながち嘘ではない。』
というのがあったが、今度はブラックベリーで同じことが起こるかもしれない、という魔の予想が
もっとも、ブラックベリーはオーシャンブルーに比べて茎が硬いし、つる性ではないので、「ブロック塀の隅で直角に曲がる」という芸当はできない・・・かもしれない。 ← ちょっと見てみたくなったじゃないか!
そしてそのそばには、真新しいラズベリーの新芽が。これは掘り取った。これがブラックベリーと違ってやっかいなのは、「上から降りる」のではなく、「地下を通って」くるので、「どこに芽を出すかわからない」ということだ。
雨は激しさを増し、しまくじらは作業中断を余儀なくされたのであった。
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こんばんは。
返信する読み進めていけばいくほどお腹が揺れています。
どうにもこうにも笑いがこみ上げてきます。(o-_-o)クックックッ。←こらえようとしても無理。(≧▽≦)
大雨で中断されたわけですが、新たな武器である両脇ギザギザショベルとともに今後どのような展開になっていくのか楽しみです。
こんばんは。
返信する今回も迫力満点の庭師しまくじらさん、主役のお話!
雨で作業中止を余儀なくされたのは、残念です。
それにしても、つる性のものだけでなくても、根を張り巡らせてはびこっていくものも・・・。
正々堂々とたたかうのは、なかなか骨が折れますね。
ラベンダー、やっぱりうちは鉢植えなので・・・しかも、何年もうえっぱの・・・。
こちらは結構かわいそうなんです。
☆ 平塚とまとさん
返信するこんばんは。
笑っていただけてよかったです
前日記に、下の文章を追加しました ↓
『翌年(つまり、今年)、しまくじらは、ここにラズベリーとブラックベリーを植えた。ラズベリーは黄色。ブラックベリーは赤から黒に変わる。』
これがないと、話が飛ぶよね
オベリスクだけでは手におえないので、どうすべ・・・と思っています
☆ simatyanさん
返信するこんばんは。
ありがとうございます
平塚とまとさんへのコメ辺にも書きましたが、前日記に一文を追加しました。
『翌年(つまり、今年)、しまくじらは、ここにラズベリーとブラックベリーを植えた。ラズベリーは黄色。ブラックベリーは赤から黒に変わる。』
うちではなんと言っても(つる性でない)笹がいちばん手ごわいので、ブラックベリーとの闘いは、実は笑ってすますことができる程度のことなんです
ラベンダー、どうしましょう。地植えするとかさばるんですよね。木化するし、暴れるし。鉢植えにして、ちょこちょこ世代交代するのがいちばんかと
初めまして❗️
返信するカタバミの事、教えていただいて、どうもありがとうございます😂
どうりで撃退できなかった訳ですね。
日記は…発想が豊かというかとにかく面白いです🎌
コーヒータイムに読んだら、間違いなくブー状態になりそう😆
おはようございます。
返信するベリー・ベリー共和国、恐るべし!ですね。
収穫を喜んだ後は、やっぱりそれだけの逆襲があるのか...。
ブラックの方はトゲが有るんですよね。いちごのランナーが超巨大化&超強靭化してジュマンジ状態なイメージでしょうか?
ラズの方はサッカーが悪さするんですね。これ又ジュマ〜〜ンジ
キング・サーサ王国との戦いも近い将来やってくると思うので、余力は残しておいて下さいね。
まずは昨日の雨が幸運の雨になりますように...。
☆ Chaoさん
返信するおはようございます。はじめまして。
コメントありがとうございます。
雑草も奥が深いですね 少しでも減らしたいと思って、敵のことを調べ始めたんですが、まさか植物の世界で、「トカゲのしっぽ切り」みたいなことが行われていようとは
ありがとうございます。おふざけの日記も、マジメなのも、重いのもあります 飲み物と、電車の中は要注意です
☆ ブランカさん
返信するおはようございます。
> 収穫を喜んだ
って・・・ブラックベリーはまだ、収穫しておりません 今年植えたばっかりだから、来年かなぁ。
植物も生き残るために工夫を凝らしているわけですね。その結果、闘うことになる、と
あ、うちでトゲがあるのは、ラズベリーです。かこさんとこは、ブラックベリーにトゲがあるって言ってましたけど。「トゲなし○○」ってのもあるし、品種がいろいろあるようです。
そうそう、イチゴのランナーに似てます。「地面についたら発根」
サッカー = 地下茎から伸びるひこばえ
そうなんだ!知りませんでした ありがとうございます。
このジュマンジ状態をどうしてくれよう・・・ちょっと考えてみます。あんまり減らすと、収量が減るしな~。
愛読者さま、ありがとうございます
昨日は前花壇のカヤ王国と闘っていました
こんにちは
返信するわーブラックベリーの根っこ、もうこみちの真ん中に着地したりして、
油断も隙もあったもんじゃありません。
片松葉でできる範囲って思って頑張ったら、実がなる枝を成敗してしまって、今年はジャム1瓶しかできませんでした。
裏のお宅から侵入し家の塀に沿って勢力を伸ばしているヘクソカズラに並走するように、茎伸ばしてます。
うちのはトゲあるし、皮のグローブでも、気をつけないとチクン
です。
来年こそ
☆ かこさん
返信するこんにちは。
ブラックベリー、すごい生命力ですね
> 実がなる枝を成敗
・・・
ヘクソカズラと勢力争いですか
革のグローブでもチクンですか
私は軍手で、力を入れずにそっと持ち上げるようにしています
オーシャンブルーの跡地には、あのミニトマト群だったんですね。
返信するトマトが一番良かったのでは?
その後に続いたが、ベリandベリーだったんですね。
ラベンダーといい、前日記の大きな株のアメジストセージといいベリーといい、こちらでは露地では良く育たいものが育っていますよ。
笹が一番の強敵とあり、環境の違いで茂るものは違いますね。
ブラックベリーは、まだ実がつかないうちから随分と育つものですね。
いつの日か、オベリスクが黄色とカシス色に染まりますように。
ギザギザはついたスコップ、使い勝手良さそうです
☆ 園芸友ダチさん
返信するこんにちは。
食べる分にはトマトがいいんですけど、連作できませんからね 裏の菜園ではトマトがみごとだったので、それを期待したんですが・・・肥えていない花壇では、ムリでした
あら、ラベンダーもセージも、そちらではそんなに育ちませんか?
笹は広がるのも早いし、深く掘らないといけないので、やっかいです
実ものは早くから生らせるより、まず根を張り、木を大きく育てることですね。それから実を生らせると、よく実ります。
カシス色・・・いい響きですね
ショベル(まだ新しいので)使い勝手、いいですよ
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