せいざえもんさんの園芸日記
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せいざえもんさん  北海道
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色素と種間交雑について考えた

2016/11/12

花の色素について調べてみた。
農研機構「花き研究所」のサイトがわかりやすかったです。

植物の葉や花の色を構成する4大色素「フラボノイド」「カロテノイド」「ベタレイン」「クロロフィル」

調べていて「へぇ~」と思ったのは自然界の花は基本的に4大色素のうちの1種類の色素を使って色を出しているということ。

「フラボノイド」は黄色から青紫まで広い色素があります。
アントシアニンは赤・紫系の色素です。

「カロテノイド」はほとんどが黄色の色素です。
光合成に関わる色素で全ての植物の葉や茎にあります。

「ベタレイン」はナデシコ科などごく限られた植物にあります。

「クロロフィル」は葉緑素とも呼ばれているのでなじみありますね。

自然の花は4大色素のどれかを使って花は色を出している…
といっても4つのグループにはそれぞれには数えきれないくらいたくさん発色にかかわる物質があります。


色素の総量が多いと色が濃くなり、糖類や金属イオンなど他の物質と結びついたり細胞内のPHの違いで色みが変化します。


白から黄色を発色する「カロテノイド」しか持たない花の場合は
育種で色素の総量を高めても赤、赤紫を出せないです。

種間交雑では複数の色素を持つ花を作出できます。

カロテノイドしか持たない花にフラボノイドを種間交雑で取り入れると花の色はぐんと幅広くなります。


様々な色のお花がお店に並びます。
それは種間交雑による新しい色といえるでしょう。

もしバラの原種が1種類しかなかったら今日のような多様な色彩はなかったんでしょうね。

花の魅力には色、形、花つき、咲く時期、香り…いろいろな要素があります。
バランスよく進化させるのはとても大変なことですが努力の積み重ねで今日の豊かな花があるのですね。

「色素と種間交雑について考えた」関連カテゴリ

みんなのコメント(4)

なんとなくわかったような気はしますが冷や汗

ニンジンにはカロテンで黄色という風に覚えてました、赤いニンジンはアントシアニン?
やっぱり分からないですウッシッシ

せいざえもんさんの探求心も、凄いですね~

返信する

こんにちは

先人達の努力の末に、今の豊かな花がありますよね。
でも、まだまだ余地があるので可能性があって楽しいですね!
クンシランも劣性ホモとかがあって、大変ですが、逆をいえばその分楽しいかも(^o^)/~~~

返信する

よっこらさん、こんばんは。

ニンジンはβカロテンはカロテノイド(黄色系)でよいですよ。トマトのリコピンも。


色素はむずかしいですね。
花の細胞内の液胞に溶け込んでいるのですが変化しやすくいろんな物質と結合するので何がなんやら??

自然の花には基本的に1種類というのがポイントです。

返信する

さいちぇんさん、こんばんは。

クンシランの黄色も劣性遺伝が複数あるためグループを意識して交配しないと黄色が出ないです。

それを立証するために膨大な実生をつくって統計化した研究者には頭が下がります。

そういうデータをもとに想像、延々とループします。

返信する
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