9月2日の日記でご紹介したヤブタバコ(キク科)の花(頭花)が熟して果実になりました。いわゆる“くっつき虫”で、長く伸びた横枝にまとまって並び、動物が触れるのを待ち構えています。頭花は、果実が熟すと、外側を被っていたそう苞がはがれ、枯れ残っていた花冠や雄しべ、花柱などと共に、全て落ちてしまいます。すると、下向きに着いたたくさんの果実がむき出しになります。ひとつひとつの果実は、果肉を持たない痩果(そうか)で、細長く、花冠が落ちた跡が、先端に白い輪になって見えます。また、先端付近には、腺毛があって粘液がたくさん付いています。光を当てて拡大すると、粘液がキラキラと輝き、まるでシャンデリアのようです。果実の付け根にも離層が形成されて取れ易くなっており、動物が触れると粘液で付着し、遠くに運ばれて散布されます。
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