千葉県立中央博物館 生態園さんの園芸日記
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千葉県立中央博物館 生態園さん  千葉県
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テイカカズラの果実

2016/12/08
テイカカズラの果実 拡大 写真1 テイカカズラの果実 拡大 写真2 テイカカズラの果実 拡大 写真3

6月に花を咲かせていたテイカカズラ(キョウチクトウ科)に果実が着いています。果実はマメ科のような細長い鞘となりますが、必ず2本づつ対をなすのが特徴です。これには理由があり、テイカカズラでは、雌しべの子房が果実に成長していく過程で2本に割れて成長するので、必ず2本の鞘が出来るのです。鞘の中には、タンポポの綿毛のような長い毛を持つ、細長い種子が並んで入っています。タンポポの場合、綿毛はがくの変化したものですが、テイカカズラの場合は種子の端が変化したもので、種髪(しゅはつ)と呼ばれます。種髪は、種子が鞘に収まっている時は細く束ねられていますが、鞘から出ると、見る間に反り返って開き、風に飛ばされやすくなります。また、鞘は必ず内側(鞘が向かい合った側)から裂け、この時、種子と共に、細長く平たい棒状のものが出てきます。これは、種子が成長するまで付着していた部分(胎座たいざ)が干からびたものです。

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