言わなくてもわかることですが、大温室にはガラスの天井があります。しかし、幹が真上に伸びていくとその天井にぶつかるため、そうなる前に剪定・伐採をするということは、説明されて初めてわかる人の方が多いです。
1月の休園日に、そのような理由でマルハチを茎の途中で切り倒しました。○の中に「八」の字を逆さにしたような茎の模様(正体は、葉が落ちた痕(あと)です。)が来園者には面白いと好評だったのですが、温室の柱の方を伸ばせないので止むをえません。
写真 左:マルハチの茎の模様(葉が落ちた痕(あと))
茎の模様の実物写真です。本当にこういう模様をしています。上下を逆にして掲載したわけではありません。
写真中央:マルハチの茎の横断面
切り倒した茎を運ぶときに、切り口がこのような模様になっていることがわかりました。信じられないと思いますが、本当に何も加工をしていないのです。万華鏡を覗いたみたいという感想を持った人もいましたが、皆さんもそう思いませんか?(残念ながら、4日目に実物は干からびてしまいましたので、この写真でお楽しみください。)
写真 右:ピタンガ
切り倒したマルハチがある熱帯温室に植栽されています。丁度今、開花中です。写真下の方に写っている茶色い球体は、ピタンガの未熟果です。熟すと赤くなります。(写真左下は、花のアップです。)
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マルハチと言えば名古屋。名古屋のシンボルマークは㊇ですから~
返信するもちろんこの植物も知ってます。音質にあってみたことあるけど断面は知らなかったな~。
この、ωみたいなところは一体なんでしょうか。
こんにちは。早速コメントをありがとうございます。
返信する「ωみたいなところは一体なんでしょうか。」という質問にお答えいたします。
根から吸い上げた養分・水分が通る管(道管:どうかん)や、葉でつくられた栄養分が通る管(師管:しかん)などがたくさん集まって束になった部分(維管束:いかんそく)が薄い組織(内皮:ないひ)に囲われた物(中心柱:ちゅうしんちゅう)です。ちなみに、ωみたいな物同士の間に葉が出ていました。
また、「名古屋のシンボルマークは㊇」と書かれていたので、マルハチを紹介するときに使えると考えて名古屋市の公式HPで検索したところ、植物のマルハチとは全然関係ないことがわかりましたが、いい話のネタを得ることはできました。このような「雑学」を得られるのもブログならではですね。ありがとうございました。
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