毎月第2週・第4週の土曜日・日曜日には
専門の相談員さんが答えてくれる
花と緑の相談コーナーを実施しています。
それ以外の日の質問はスタッフが受けています。
ある日のこと。
お客様:葉っぱの真ん中に花が付く植物を図鑑で探したけど
見つからないんです!これは何~?!
葉っぱにイクラが付いてるんです!
どうした・こうした・これからどんどこしょ~。
という訳で、スタッフ宮内に件の葉っぱがやって来ました。
答え:
イクラではありません。キャビアでもトンブリでもありません。
葉っぱはミズナラの葉。
葉についているのは虫こぶです。
虫こぶの種類は「ナラハヒラタマルタマフシ」
こぶを作ったのは「ナラハヒラタマルタマバチ」 です。
虫こぶとは
葉・茎・芽などが異常に肥大したりこぶになっているもの。
中に虫がいる事が多いが、
ダニや線虫、菌類・細菌が作る場合もあります。
葉の細胞・組織が刺激によって増殖・肥大して出来るもので
葉が巻いたり、何かを寄せ集めてつくられた訳ではありません。
虫こぶの命名法は
「寄生植物名」+「形成される部分」+「形の特徴」+「フシ(虫こぶ)」で
命名されることが多いようです。
エゴノネコアシのように見た目などの古くからの
慣用句がそのまま命名されることもあります。
(私は虫こぶについて、詳しくないので詳細については
文献をもとにしています。)
散策していて見つけやすいのは
イスノキの葉や枝、エゴノキの側芽の虫こぶ。
色や形も様々で明らかに虫の仕業と分かるものから
一瞬何なのか分からない不思議な物まで色々です。
今回の虫こぶは本当に綺麗でイクラにそっくりでした。
全くの余談ですが、昔カメムシを食べたことがあります。
床に転がっていた欠片が、とても綺麗なチョコレート色をしていて
「美味しそうだな」と思った瞬間、拾って口に入れていました。
どうしようもない苦味と臭気が鼻を突きぬけ、
直ぐに吐き出しました・・・・・
横で見ていた母曰く。
「チョコレートにそっくりな虫だな。
まさかうちの子は、これを口に入れたりはしな・・・・
入れたー!!!!アホや!!!!!!!!!!!」
はっ!いかん。話がそれた。
何が言いたかったかというと、
自然って、びっくりするような物を生み出すのだな。と。
虫こぶをイクラに
カメムシをチョコレートに間違えても仕方ない。と。
しかし、間違っても口には入れないようにして頂きたい。
いや、ほんと、カメムシって驚くほど不味いですよ。
たぶん虫こぶも美味しくない。
話の落ち着き所を見失いましたので、今日はこの辺で。
とっぺんぱらりのぷう。
葉っぱはドングリ風?ハナイカダの実風?
返信する読み進む内にカメムシを口に入れた…にアングリしました
まさか生きていた~?
死んでいた茶色のカメムシなら、
口に入れる幼児がいるかもなんて、想像しています。
石ころを、しゃぶったり~母は目が離せません。
私にも、そんな時代がありました(笑)
hanura様
返信する虫こぶがついていたのは
ミズナラの葉でした。
見慣れた葉に、見慣れぬ物が付いていると
大混乱ですね。
カメムシ・・・・
生きてました。
向こうはまさか、口に入れられるとは思ってなかっただろうな。
私は、まさか臭気攻撃を受けるなんて思ってもいませんでした。
残念なことに、幼児期ではなく小学校1年か2年の時の
出来事です。
幼児期にはスリッパの裏が好きだったようです。
思い出しただけで、口の中に苦味が・・・・
スタッフ宮内 拝
見事なイクラですね
返信するもっとぶよぶよしていてみっともない虫こぶは
よく見たことがありましたが、
最近は虫もモダン化しているようです(いや違う)
割ってみて中にいるのは芋虫でしょうか?
2匹なのか、まっぷったつなのか・・・
カメムシも武器を持っていてよかったと思っているでしょう。
狙い通り飲み込まれなかった訳で・・・
(しかし手に取っただけでもあんなに臭いのに、口!)
myoi2様
返信するどの業界もスタイリッシュ&ビューティーを
目指すのが最近のトレンドでしょうか。
まだ、今の時期だと中の虫は確認できませんでしたが
もっと日が経つと在宅イモムシが
確認できるようになります。
真ん中の白い部分が虫の卵ですね。
虫こぶに寄生して、中の幼虫を食べて生長する
育児放棄系のハチもいます。
なんて厳しい世界でしょうか。
カメムシに関しては時々何かの拍子に思い出すと
壁に頭を打ちつけたい衝動に駆られます。
まあ、誰しも人生に10個くらいはそういう
痛いメモリーがあるはず・・・・・。
パンドラの箱を開けるのはやめましょう。
スタッフ宮内拝
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