桜の開花予想も出ました。工事も予定通り

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玄関を開けると、沈丁花のよい香りが漂ってきます。我が家の斑入り葉の沈丁花を挿し木した小さな苗木を、大池公園のあずまやの庭に植えたのですが、手もとに２本残っていました。小さな木なのにつぼみを付けています。さて、この２本をどこに植えましょうか。
１９日のクレマチスの会の２月研修会は、会員の皆さん、充実した内容を楽しく学ぶことができたと満足していただけたようでほっとしています。昨日はボランティア花学校の活動日で、公園の水仙の道にビオラの苗をたくさん植えました。友人であり、クレマチスの会の会員でもあるＳさんから提供していただいたもので、ボランティア会員一同感謝感謝です。少ない予算をやりくりして公園を一年中花でいっぱいにしようとしている活動を応援してくださっています。今回は、できるだけ自然な感じに見えるように植付けました。桜の開花予想も出ました。
昨年の秋、野間大池公園の工事が始まる前に地元のタウン誌マインズに掲載された大池公園花だよりを転載させていただきます。
大池公園はなだより　　　　　　　　やさしい空間　　　　　　花学校　　深川　由紀子
春はお花見、夏は緑陰を作り、秋は桜紅葉（サクラモミジ）と公園の桜は四季を彩ります。でも、今その多くが老木となり、病気や害虫のため、年毎に弱っています。土を寄せて木の根元を保護したり、新たに苗木を植えたり等の対応が必要な時期が来ているのです。古い街灯を更新し、大池通り側の園路が整備されれば、より心地良い環境が整うことでしょう。ベンチの数も増えました。散歩やジョギングの途中で休憩、幼児の遊びを見守り、買い物帰りに一休みというのが日常の風景ですが、ちょっと意外だったのは、学校帰りらしき中学生や高校生が集まっておしゃべりしているのを多くみかけるようになったことです。公園のベンチなら何時間でも気軽に過ごせるのでしょうね。
ルノワールは木漏れ日を表現した画家です。悲惨な戦争や貧しさに傷つきながらも、彼の視線は暖かく、やさしさに満ちています。わんぱく広場の木陰にシートを広げて、ピクニックを楽しむ家族やグループからは、ルノワールの絵そのままに、揺らめく木漏れ日の下に集う人々の賑わいが伝わってきます。
広場西側の細長いスペースを柔らかなクローバーのカーペットにできたら素敵でしょうね。種を取り寄せておこう。とりとめもないおしゃべりをしながら、草を取り、苗を植え、水をやると、草に埋もれてしまいそうだった花たちは息をつき、みるみる潤いを取り戻していきます。無心に身体を動かした後に味わう軽い疲労感と達成感、その一瞬一瞬が私たちの大切な時間です。天国や極楽浄土があるとしたらどんな所かしら、ふとそんなことを思いました。小鳥がさえずり、風薫る穏やかな空間、そこに咲くのはどんな花？聖母マリアの百合、バラは女神の髪飾り、ハスのうてなのお釈迦様、イメージは限りなく拡がり、色は、香りは、品種名は？・・・うーん、私の困った癖。来春のお花見までに改修工事が終わるといいですね。

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