3月17日の日記の続きです。
ダルマクンシランの多弁花について、
9弁の花は丁寧に観察したら外弁内弁ともに4弁、雄蕊が8本でそのうち1本が花弁化していることがわかりました。
開花していない蕾1つを含めて10輪咲きですが、7弁になった花(雄蕊も7本)が1輪咲いたため多弁は2割出現したことになります。
一輪だけの変化だったら遺伝性はないと思えますが、2輪となると不完全な劣性遺伝と考えられます。
自家交配で劣性遺伝をホモにすることによって安定した八重・多弁花ができるかもしれません。
2つの多弁花から想像するに、基本形は8弁の多弁で雄蕊も8本、雄蕊が弁化する傾向もありそうです。
雌蕊が弁化すると牡丹咲になりますがこれは別の遺伝子がかかわるので雄蕊が弁化する八重を目指します。
自家交配が難しいクンシランですが、交配のタイミングを変えて数回行うことで成功させたいと思っています。
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こんばんは
返信するはじめまして。
大変貴重な情報ありがとうございます。
我が家にもクンシランは数種類ありますが血統?はどれもわかりません。
その中でボリューム感のある花を良く見ると1本の花茎の花で花弁が6・7・8・9枚と4種類あります。
こんなのもあるんだという位で詳しい観察はしていませんでした。
今咲いていますので明日にでも良く見てみたいと思います。
自家交配で花弁の多いものを選別すると安定した多弁花ができるならやってみたいと思います・・・が結果見るまで生きていられるか?ですね。
クンシランは自家交配が難しいという話を聞いていますが、我が家では何度か自家交配してますがみんな成功しています。
花匝瑳さん、こんにちは。
返信するコメントありがとうございます。
クンシランの交配を始めたのはごく最近なので、実績は全然なくネットや詳しい方に伺って学習中です。
多弁性があるかどうかはその後の八重咲作出に大きく影響するようです。
花弁数と雄蕊の数が連動する多弁や雄蕊が弁化する多弁花など八重がありますし、二つの組み合わせでさらに弁数を増やすことも可能と思います。
手元に八重咲の別個体があればクロスしてみたいところです。
十分に肥培した株でも多弁性がない個体は6弁花しか咲かないですが、多弁性があると2,3割多弁花が混じるようです。
おそらく不完全な劣性遺伝と思われるので自家交配で八重咲の劣性遺伝をホモにすれば安定した八重咲になるかと思います。
まずはこの花の自家交配が成功するように願っています。
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