入り口付近の木に絡まって、ツル植物のミツバアケビ(アケビ科)の花が咲いています。花は濃紫色で、地味で奇妙な印象です。垂れ下がった茎の先にたくさん着いているのが雄花、基部側に少数、着いているのが雌花です。雄花だけの花序も見られます。花びらのように見えるのはがく片です。雌花は雄花に比べるとずっと大きく、数本の太い雌しべがあり、その基部には退化した雄しべが着いています。雌しべ先端の柱頭は、粘液が出て花粉が着きやすくなっています。うまく受粉し成長すると、1本の雌しべから。あの大きな“アケビの実”が1個できます。一方、雄花では、雌しべは退化し、6本の太い雄しべが目立ちます。花粉はあっても蜜は出さず、どのような昆虫が花粉を運ぶのか、まだ謎の多い植物です。近くの青葉の森公園内の垣根の上には、アケビの花も咲いていました。こちらはミツバアケビの花に比べるとやや大型で、がく片は白っぽい色をしていることが多く区別は容易です。
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