植物センターのグリーンガーデンに新しい仲間が加わりました。
ドラセナ・ドラコ:リュウケツジュ:竜血樹です。
八丈島からどんぶらこっこと船に乗ってやってきました。
来たのはいいけど、来てくれたからには
園内に入ってもらわねばなりません。
どうやって?人力で。
どうやって?台車に載せて、運ぶんだよ。
入ってもらったらいいけど、入ったからには
真っ直ぐ立って植わってもらわねばなりません。
どうやって?人力で。
どうやって?よいしょって台車から降ろして、
えいやって立てるんですよ。
誰が?皆で!
芝浦埠頭で受け取って搬入作業を進めてくれた
造園屋さんのお兄さんも
「・・・・・デカいっすね・・・・。」と呟き
トラックからクレーンで地上に降ろして
枝を折らないように肩で支えに入った瞬間に
「・・・・・・っグゥっ!!!!」と思わず呻いた
スペシャルな重量。
スタッフ宮内も慌てて駆け寄り、お手伝いに加わりました。
真っ直ぐに伸びた太い枝は、柔軟性がないので
衝撃を与えたり、地面に寝かせることが出来ないので
一度作業を始めたらノンストップで最後までやるしかありません。
いつも無理難題を解決してくれる造園屋さんのお兄さんたちが
「おっしゃぁ、イクぞ!」と凄まじい気合を入れて、
ガーデンの中の植栽域までリュウケツジュを運び上げ
グイグイ引いて押して真っ直ぐに立てて、植え込んでくれました。
八方に力強く枝が出たとても男前のリュウケツジュ。
あっという間に、植物センターの温室の風景にも馴染み
以前からそこに生えていたように、すっくと立っています。
リュウケツジュといえば気になるのは
本当に樹皮を傷つけると
竜の血の如き赤い紅い樹脂が滲み出すのかというところ。
中世期には錬金術や魔術に用いられ「赤い金」と呼ばれた
この樹脂は、アラビア・インド・ギリシアなどの商人たちによって
古代ローマ時代から世界中に流通していました。
現代でも漢方薬に使用されているとか。
根が落ち着いて株が安定したら展示として、
樹皮に傷をつけて観察できる部分を設けようと考えています。
樹齢が数百年から千年以上に及ぶ株にもなるリュウケツジュ。
植物センターで楽しく暮らしてくれるといいなと思っています。
ガーデンで眼に入ったら
「お!竜太郎君!男前だね!」と声をかけてやってください。
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うわぁ、大きい!
返信するトラックに乗せられた姿も、なかなかですね!
こうして運ぶんだ。
八丈島には、自生してるんですか?
竜血見たいです〜!
見られるようになったら、またアップしてくださいね〜。
kiko様
お返事が遅くなってごめんなさい!
思った以上に大きいんですよ。
トラックの荷台からはみ出してニョンニョン揺れている姿が
可愛くて嬉しくなってキャアキャア言ってしまいました。
八丈島には栽培出荷している業者さんがいるんです。
業界では有名な方でして、会いに行っちゃっいました☆
またちょくちょくネタにすると思いますので
「竜太郎が元気だな」と親戚の子が大きくなるのを
みるように見守ってやってください。
コメントありがとうございました。
スタッフ宮内 拝
こんばんは。
返信する1つ前の日記のただならぬテンションの理由は
これだったのですね。
まさにふれあいセンターさんのプロジェクトX!
何故か日記を拝見している時、「地上の星」が頭の中で
流れました…。
竜血樹の流血(?)、気になりますね~。
機会があれば、ぜひ観に行きたいです。
ゆうき@Team.T様
お返事が遅くなりまして本当にごめんなさい。
テンション高いまま大放置。我ながら酷い。
植物センターに新しい植物を入れる時は
どんな植物を入れるか、どうやって入手するか、
どうやって搬入するか、いつも悩みます。
その時間が一番楽しくもあります。
ガーデンの中でどーんと立ってますので
「おお!お前か!」と見てやってください。
コメントありがとうございました。
スタッフ宮内 拝
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