道端で、帰化植物のシロバナマンテマ(ナデシコ科)が、しばらく前から咲いています。原産地は北アフリカ~南ヨーロッパ、中東などですが、いまや世界中で見られるようです。花は白色~ピンクの小さな合弁花で、先端は5枚に分かれ、中央に、白い小さな花びら状の突起があります。これは花びらの一部が変形したもので、副花冠と呼ばれています。花茎が上へ伸ビルと共に、次々と花が咲いていきます。開花後、次第に花びらが捻じれ、同時に、雄しべが長く伸びて、花の入り口付近に顔を出します。花を横から見ると、外側を被う濃赤色の細長いがく筒が特徴的です。表面には、長短2種類の毛が生え、特に、短い毛は腺毛で、粘液を出すのでべたつきます。昆虫やナメクジに食べられないようにするための工夫でしょう。ポリネーターはよく分かりませんが、自殖率が高いことが知られ、花茎の下方に着いた硬い果実を割ると、すでに多くの種子が出来ています。種子は黒く、腎臓形で、表面に多数の突起があります。
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シレネのガリカを育てています。
返信する図書館で借りた「愛知の野草」と言う本に、「マンテマ」として載っているのですが、このマンテマの方は近所でも見かけません。
シロバナマンテマは今年たくさん咲いているのを確認しましたが。
ガリカとして園芸品種に格上げされちゃったのでしょうか。
ひかるり様
返信するコメントありがとうございます。最新の分類学的扱いがどうなっているか、私にはわかりません。
私の知る範囲では、ご存知かと思いますが、園芸種として栽培される花の色の濃いマンテマ(学名: Silene gallica L. var. quinquevulnera (L.) W.D.J.Koch)の基準変種がシロバナマンテマ(学名 Silene gallica var. gallica)として扱われています。
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