パープラタには日照などの環境で発色が変わりやすい個体がある。
ペタルにクサビやぼかしが入るフラメア、細い筋が脈状に入るストリアータは特に色彩変化が大きい。
今回取り上げた個体はサンギネア同士の交配から出たもので、チポ(tipo)と呼ばれる基本形に近い個体。
この個体‘Elm-101‘は弱光線下で咲かせると花弁の色が淡くなり先端部分のクサビが鮮明になる。
強光線下では地色とクサビがほぼ同色になるため基本種に見える。
パープラタは他のカトレア原種に比べて弱めの日照を好む。
蕾に直射日光を当てると色が焼けてしまうこともある。
開花期が近づいたら30~50%遮光すると発色がよい。
右の画像はえるむ花園のハウス内での初花時のもの
セミアルバにクサビが入ったようにも見える。
この花の昨年の開花時の日記はこちら
昨年の方が少し色が濃いようです。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=241293
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こんにちは
返信するこのパープラータはとても端正な花形をしていますね。これが基本形なのですか。
発色が良いとリップはベルベットの布地の質感を感じます。
クローン名は 'Elm-101' などと呼ばずに可愛い女性の名前を付けてあげたいです。
こんにちは。
tipoはブラジル・ポルトガル語で英語ではtypeと同じです。
ブラジルのパープラタ愛好家は小さな色彩の違いや色ののり方でものすごく細かく分けています。
tipo=基本的な色彩をさします。
101の花の形はパープラタの細弁で展開する特徴をよく表しています。
濃色のリップはおっしゃるようにベルベット・ビロードのような光沢があり、カトレアの初期交配に多用されたのも納得です。
101・・・個体名をつけたいところですが、初花の色彩を再現できたらかわいい名前をつけたいと思っています。
あのセミアルバにクサビの色彩が一過性だったのか気になってます。
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