終戦の日に寄せて｜園芸日記byあお@岐阜県｜みんなの趣味の園芸

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うちの母親の叔父、母親の父の弟は1943年8月に師範学校を繰り上げ卒業後、第13期海軍飛行専修予備学生を志願し、1944年12月にフィリピン・レイテ沖で特攻出撃して戦死しました。母親が言うには叔父が海軍を志願するにあたっては家族一同大反対だったとか。叔父の母親、私から言うと曾祖母は、そんなところへ行かなくてもと言っておったとか。叔父の戦死公報が届いた時には叔父の弟は、海軍なんか行くから死ぬことになるんだと言っていたそうな。
岐阜県にある資料館の資料を検索していたら、叔父の恩師が寄託した資料の中に、叔父の母親が出した叔父の一周忌の会葬礼状を見つけました。叔父の恩師の教え子の回想録には、叔父の恩師は「お前ら死ぬなよ」といって教え子を戦地に送り出したと記されていました。
画像は叔父が家族あてに出した遺書です。


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みんなのコメント（6）

2017/08/16

「祖国の存亡急なるの秋(とき)、醜御盾(しこのみたて)としてまさに死地に向わんとす。男子の本懐これに過ぐるなし。明鏡止水、後顧の憂なくして征く」ー叔父様の御遺書、拝読させていただきました。万葉集第巻二十収載の防人歌に心情を託されのですね。
今日よりはかへり見なくて大君の醜の御楯と出で立つ我れは
責任感が強く、優秀な方だったと思います。ご家族の皆様は、さぞ哀しまれたことでしょう。お悔やみ申し上げます。たいへん貴重な御遺書を拝見させていただき、ありがとうございます。

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あお@岐阜県 2017/08/16

当時は軍隊へ行くことや戦死は名誉だと教えていたので、教師として送り出すだけではと考えたのかもしれませんね。そんな中で「お前ら死ぬなよ」というのは、ぎりぎりの言葉だったのではと思います。
アメリカでは第二次大戦が始まると大学生がパイロットを志願して、ガダルカナルをめぐるソロモン航空戦では学生出身のパイロットが多数参加していて、イーデス・ハンソンさんのお兄さんも海兵隊のパイロットだったとか。日本では学生の徴兵猶予が停止されてから学徒が戦場に動員されたのですが、案外、一般民衆や学生の中では厭戦意識が強かったのかもしれませんね

かおりん 2017/08/16

おはようございます♪

これのことね。今年、遺書などを目にしたの？
二度とこのような思いをすることがないよう、語り継いでいかねばなりませんね。

額装した遺書と練習機の前で撮った遺影は、うちの母親の実家に長らく飾ってあるんだけど、実家を継いだ母の弟、私の叔父ですね、が亡くなってからは目にしていないです。個人宅にあるよりは、どこかしかるべきところへ寄贈できればとも考えているんですけどね。慶応大学だったかでは学徒出陣の記録は、あんまり残っていないという話でしたし。

らりこ 2017/08/16

おはようございます。

なんとも胸の痛むご遺書ですね。まだ、とてもお若かったでしょうに。
ご家族のお悲しみも、苦しく伝わってくるようです。

私の母方の伯父も、海軍で戦死したと聞いています。私が子どもの頃は、この伯父だけ、お墓が別で、高い碑もあったように覚えています。

今は、どうなっているかは、わかりませんけど。もしかしたら、町内の戦死者を合祀した感じだったのかもしれません‥。

軍や一般の、たくさんの戦没者の方の御霊が、安らかでありますように‥。

母の叔父が亡くなったのは21歳です。母は叔父が師範学校へ行っていた時に下宿に遊びに行ったそうですし、予備学生になった時も休暇で帰省した折には、編隊飛行すると前機のプロペラ後流で機位を保つのが難しいなどという話を聞いたといっておりました。一説では訓練中に事故で亡くなった人も多く、特攻出撃できたのは武運めでたい方なのだとか。
ちなみに母の父、私の祖父、は近衛歩兵第三連隊でボルネオから復員しましたし、祖父の弟は山下奉文隷下でシンガポール攻略戦に従軍したとか。祖父の兄弟で戦死したのは特攻隊へ行った人のみです。そんな話も息子や娘にはしていないですが。

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