植物センターの話題ではありませんが、
見逃すのはもったいない企画展なので紹介します。
青山の根津美術館で「百椿図」が公開されています。
詳細は 根津美術館ホームページ
http://www.nezu-muse.or.jp/
こちらをご覧ください。
ツバキはチャ(茶)と共にヨーロッパへ渡った
アジアを代表する花木の一つです。
18世紀にヨーロッパで紹介されると、19世紀には
園芸植物として大流行しました。
1712年に発行されたエンゲルベルト・ケンペルの
著書「廻国奇観」の中には
「日本では、ありとあらゆる生け垣の中で
ジャパン・ローズが育っている」と紹介されています。
海外では、珍しい植物として
ツバキ専用の温室さえ作られました。
日本で、ツバキの園芸種が現れたのは江戸時代。
2代将軍秀忠は、諸大名にツバキの品種を献上させました。
「百椿図」には約100種類のツバキの絵が描かれています。
多くの品種は、遺伝的に弱かった為か、既に失われています。
はかない園芸種の記録をたどりながら、
ツバキの魅力を再発見されてみてはいかがでしょうか。
木に春と書いてツバキ。
静かに待てば、春も近付いてくることでしょう。
根津美術館から植物センターまでは、
歩いても1時間かかりません。
根津美術館 → ヨックモックカフェでお茶 →
子供の城の前で岡本太郎の作品を観賞 →
坂を下って並木橋交差点 → 植物センターへ
なんてコースはいかがでしょうか?
写真
左:図録(根津美術館にて購入)
中:カード2種(根津美術館にて購入)
右:根津美術館 エントランス
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明けましておめでとうございます。
返信する素敵な情報をありがとうございます。
散歩情報まで・・・東京に戻りたくなります。
HPの陶磁がまた可愛くて、江戸時代と思えません。
HCでもたまに椿特集で珍しい咲き方の椿がたくさん出てくるときありますものね。日本の植物をもっと見直さなければ、と思う機会になります(でも毛虫が怖い)。
美術館も植物園と共通しているところがあります。
返信する国宝等は、いつ行っても見られるわけでなく、
これまで根津さんには何度も通っています。
植物園も~しかり、何度も足を運び…ようやく開花に立ち会えます。
渋谷ふれあい植物センターは、なんといっても入場料が安い
在京の友人達も新たな発見と喜んでいます。
田舎人が教えてあげたのも可笑しい
まぁ~そんなモノです。
東京観光を「おのぼりさん」とバカにせず、
もっと知るべきですよね~!
かくいう私も新潟検定は知らない事だらけ
myoi2様
返信する明けましておめでとうございます。
ツバキのチャドクガは、剪定の方法によって
最小限に抑える事ができます。
風通しのよい枝ぶりを作る事が、
毛虫を抑えるポイントです。
丸刈りではなく、枝透かしを心がけて見て下さい。
日本の園芸文化は、胸を張って自慢できる文化です。
アジサイ、アオキ、キク、アサガオ等・・・。
古典植物もぜひお楽しみ下さい。
今年もよろしくお願い申し上げます。
スタッフ宮内 拝
hanura様
何度も足をお運び下さるお客様に
いかに楽しんで頂くかは、我々スタッフにとって
大きな課題の一つです。
植物の全体を見て楽しまれるのも良いですし、
テーマを絞られるのも面白いと思います。
毛の生えた葉の植物を探す。とか
単子葉だけを探す。等
いかがでしょうか?
コメント有難う御座いました。
スタッフ宮内 拝
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