皆さん花を観賞して楽しんでいるけれど、
花には本当はいろいろな意味があると思います。
虫を引き寄せてーーそれと似た意味で、人が花に
引き寄せられるーー受粉をし、タネを作って、それが
うまく行けば発芽して、子孫ができる。
そんな大事なものでは。単に別に人を喜ばせるために
咲いているのではない、
花にとっては必死な作業なのでは?
私が日本の植物の種子を希望者にお配りしているのも
そんな植物がなかなか子孫を増やす機会が限られて
いるので、せめてこちらが楽しませて頂いている
お返しに、子孫を増やす機会を増やしてあげよう・・
そんな気持ちがあるのです。
私がオフ会などでタネをお配りしているのも、
どこかでタネが発芽して、子孫が増えてくれればと
いう気持ちがあります。
別な表現でいえば、花は生殖器であり、子孫を増やす
大事な手段なのではないかと思うのです。
(決して、茶化して申し上げているのではありません
ご理解下さい。)
だから、花というものはもっとまじめに向き合ってあげたい。
いつもそう思います。
そうした気持ちがあるので、押し花で花を沢山並べた
作品などを見ると非常に不快な気持ちになります。
押し花の1つ1つの花は子孫を増やそうと花が努力した
結果なのに、どうしてそれを無造作に貼り付けて
並べようというとするのか、人のエゴばかりが
押し付けられたもののような気持ちがします。
今回、男性の性器が切り取られた死体が
発見されたという猟奇的な事件が発生しました。
ただ、押し花作品を見ると、どうしても、同じような
猟奇的なものが見えてしまうのです。
ときどき、不特定の方に山野草のタネをお配りするの
ですが、頂くお手紙に、押し花が趣味なので、
使いたいというコメントがあります。こうしたお手紙に
対して、私は、野草の花を押し花にするのは
できれば避けて頂きたく、むしろ自然に咲かせて
タネをまた播いてやってほしいなどというお願いを
します。
こんな考え方、如何思われるでしょうか?
画像は、市内に自生するキスゲです。これも
限られた場所にひっそり残っています。
押し花なの件ですが野草も 昔、子供たちが花・草遊びをしたのと同じに いろんな楽しみ方があって良いのではないか・・と私は考えます。
返信するそう言うのが好きな方は 一度だけ花を植えて押し花をしたから ハイお終いと言うことはないのではとも思います。
種から育てると その成長過程も見られる、その後は 少し飾って 押し花にもして また種も採取して 他の方にまた種を差し上げたり、自分でまた蒔いたり・・・。
私も今年は 自宅の庭の野草を押し花にしてみようかと思っています。
飾るのではなく 観察目的です。
本を見ても写真を撮ってみても一部分しか解らないことがあるので それを補うためです。
ただ、 飽きっぽい私なので 何枚仕上がるか・・ですが。
メギツネさん、お早うございますね。
返信する確かに押し花を採ると言っても、おっしゃるように
勉強する、記録を採るなどいろいろな意味が
ありますね。私も決して押し花自体を
悪くいうつもりはないのですが、
よく展示会である押し花を見ると
果たして出品者は花の命ある側面を
どう感じておられるのかと疑問に思うことが
あります。
押し花といえば、お名前を忘れましたが、
植物の本の挿絵を描いておられる方のことです。
ある研究者の方が、あの人はすごい、
押し花でぺしゃんこになった標本を見て、
本物の姿はこうだと、すらすらと復元して
描けることができると感嘆していました。
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。