帰省する電車の中で、時にはうつらうつらと眠気に誘われながら読書をするのもいいものです。以前に図書館から借りてきて読んでいた本を今回は紹介します。
著者は岩崎 政利さん、著作は「岩崎さんちの種子(たね)採り家庭菜園」 家の光協会から出版されています。
岩崎さんは、有機農法を実施されている方でNPO法人 日本有機農業研究会の幹事を務められている方です。
岩崎さんが、特に注目している種は一般的に知名度が低く、現在、消えかかっている在来種、固定種の種であり、そういった種を自分の農園で育てて、それから種を採りを行うという事を実施されています。
ちなみに、在来種とは日本の各地で作られていて、その土地で生まれた種の事であり、固定種とは他の土地からやってきて、その土地、風土になじんだ(固定した)種の事です。
この本の中で岩崎さんの印象的な言葉としては「野菜は遠くからやってきたものでも世代交代を繰り返すことで、その土地の風土にあった性質・形に変化していく。それが植物の持つすごい本能だ」という言葉です。
また岩崎さんは、自家採種をしていくうえで一番大切な事は種の多様性を保持する事だとも述べられています。多様性を保持する事で、異常気象の時にはF1種のように均質な性質を持つ種よりはそれぞれ生育の仕方がまばらな固定種、在来種の種の方が全滅してしまうリスクが低くなるとの事です。
本の後半の方では壬生菜、雲仙こぶ高菜、源助大根のような有名な地域野菜の育てる上での特徴や種取り時期などがイラストを交えて記載されていますので、地域野菜を種から育ててみたい方には参考になる本だと自分は思います😊
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糸の切れた凧さん、こんにちは😃
返信する真面目な本なんですね。
私も地域の有機野菜作りグループに所属しています。
長崎に雲仙こぶ高菜や源助大根を作り続けている方のローカル放送が時々ありますよ。
伝承野菜など大切にしなきゃと思います!
守り続けるのは大変なご苦労があるでしょうね〜。
有明の春さん こんにちは😊
返信する地域の有機野菜グループに参加されているのですね✨
別の雑誌に岩崎さんのコメントが記載されており「最初は収穫が楽しかったが次第に野菜が一生を終えて世代を残すときの枯れた姿が好きになった」と書かれていました。
伝承野菜は自分も残してほしいと思います!!
コメントありがとうございます✨✨
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