たび☆びとさんの園芸日記
写真

他のプロフィール画像を見る

たび☆びとさん  埼玉県
お気に入りメンバーに登録
2018年02月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28

身近にある毒を持つ植物

2018/02/15
身近にある毒を持つ植物 拡大 写真1 身近にある毒を持つ植物 拡大 写真2 身近にある毒を持つ植物 拡大 写真3

オキナソウ(プルサティラ)を栽培しています。

キンポウゲ科の山野草で妖しい紫色の花を春に咲かせます。

ネットで栽培方法を調べてみると、この植物に毒があることがわかりました。

うちには子供がいるので、とりあえず「毒があるから触らないで!」と伝えましたが…

他にも毒のある草木を知らずに栽培しているのでは!?

と心配になり調べてみました。

すると、身近なところに沢山の毒草があることがわかりました。

※()内は分類、<>内は主な毒成分

★日本三大毒草
昔から日本に自生する三大毒草です。
外に普通に生えている可能性もあるので気を付けましょう。
・トリカブト(キンポウゲ科)…根を中心に全草に即効性の猛毒<アコニチン>。
・ドクゼリ(セリ科)…根を中心に全草に猛毒<シクトキシン>。
・ドクウツギ(ドクウツギ科)…実を中心に全草に即効性の猛毒<コリアミルチン>。※マメ類ウリ目

★猛毒(かなり死にます)
近所で普通に栽培されてる植物で、かなりの猛毒の持ち主です。
取扱いには細心の注意をした方が良さそうです。
・キョウチクトウ(キョウチクトウ科)…全草に猛毒<オレアンドリン>。周辺土壌や燃焼時の煙も有毒。腐葉土にしても1年程度毒性を保持。青酸カリの500倍~1000倍の毒性?。
・スズラン(スズラン亜科)…花や根を中心に全草に猛毒<コンバラトキシン>。青酸カリの15倍の毒性。スズランを水差しした水の誤飲で死亡例もある。※キジカクシ科

★強毒(結構死にます)
多量に摂取したり、体調や体質によっては死ぬことがある植物です。
特に、子供は致死量が少ないので注意した方が良さそうです。
・ジギタリス(ゴマノハグサ科)…葉を中心に全草に毒<ジギトキシン>。
・ドクニンジン(セリ科)…根を中心に全草に毒<コニイン>。
・チョウセンアサガオ(ナス科)…全草に毒<トロパンアルカロイド>。
・ハシリドコロ(ナス科)…根茎を中心に全草に毒<トロパンアルカロイド>。
・フクジュソウ(キンポウゲ科)…全草に毒<シマリン>。
・クリスマスローズ(キンポウゲ科)…全草に毒<ヘレブリン>。
・イヌサフラン(ユリ科)…根茎を中心に全草に毒<コルヒチン>。
・バイケイソウ(ユリ科)…根茎を中心に全草に毒<ジェルビン>。
・ヒガンバナ(ヒガンバナ科)…球根を中心に全草に毒<リコリン>。
・スイセン(ヒガンバナ科)…球根を中心に全草に毒<リコリン>。
・オモト(スズラン亜科)…根茎を中心に全草に毒<ロデイン>。

★毒(あまり死にません)
よほどのことが無い限り死には至らないと思われる植物です。
ですが、注意するに越したことはないでしょう。
・シクラメン(サクラソウ科)…根茎に毒<シクラミン>。
・ビオラ・パンジー(スミレ科)…種子、根茎に毒<ビオリン>。
・ディフェンバキア(サトイモ科)…葉を中心に全草に毒<シュウ酸カルシウム>。
・その他
チューリップ(ユリ科)<ツリピン>、ヒヤシンス(キジカクシ科)<蓚酸カルシウム>、アマリリス(ヒガンバナ科)<リコリン>、ホオズキ(ナス科)<ヒストニン>、レンゲツツジ(ツツジ科)<グラヤノトキシン>、アザレア(ツツジ科)<グラヤノトキシン>、シャクナゲ(ツツジ科)<ロードトキシン>、アセビ(ツツジ科)<アセボトキシン>、エニシダ(マメ科)<スパルテイン>、スイートピー(マメ科)<アミノプロピオニトリル>、オシロイバナ(オシロイバナ科)<トリゴネリン>、ポインセチア(トウダイグサ科)<ファルポール>、ユウガオ(スミレ目ウリ科)<ククルビタシン>、など。

【まとめ】
キョウチクトウ科、スズラン亜科、キンポウゲ科(クレマチス、ラナンキュラス、アネモネ、オダマキ、プルサティラなど)の植物は毒草と思って気を付けた方が良さそうです。
また、ナス科やセリ科、ユリ科、ツツジ科、スズラン亜科やヒガンバナ科を含むキジカクシ目、などに毒を持つものがかなりいるので要注意です。
その他、マメ科やサトイモ科・ヤマノイモ科などの芋系にも毒をもつものが結構あります。
変わったところでは、アサガオの種子、藤やモロヘイヤの種子と鞘、アジサイの花、を食べて中毒を起こした事例があるようです。
また、引っ付き虫で有名なオナモミも家畜が食べて中毒を起こした事例があるようです。

【注意!!】
ネットで収集した情報を元に個人的に書いています。
参考程度で、詳しいことはご自分で調べてください。
(内容に責任はとれませんよって事ですw)

(写真:トリカブト、キョウチクトウ、スズラン)

「身近にある毒を持つ植物」関連カテゴリ

みんなのコメント(4)

おはようございます。

結構みんな毒なんですね!びっくりしました。
キンポウゲ科のお花は好きで結構育ててます…というかステキなお花なので皆こぞって育てるやつですよね。
あんなに可愛くて、綺麗なのに、毒!なんだ〜。
小悪魔なんですね。あの子。

キョウチクトウの煙に毒ってのも怖いですね。うっかり燃したら…って。

ウチのニャンコには触らせないようにしてるけど、なんかの拍子に触れないとも限らないんで、気を付けます。
為になる情報ありがとうございます、コピペして冷蔵庫に貼らせて頂きます〜。

返信する

こんばんは。

調べてみると、思っていたより多くの毒を持つ植物が身近にありました。
キョウチクトウは、なぜか小学校や中学校によく植えられてますし。
子供の頃は知らずに登ったり千切ったりしていたと思いますw

スズランなんかも普通に鉢植えや庭植えで見ますもんね。

キンポウゲ科は綺麗な花を咲かせる種が多いので、園芸には欠かせないですし。
特にクリスマスローズは最近流行ってるみたいで、お店にたくさんの鉢植えが並んでますね。
体質が合わない方は、葉に肌が触れるだけで赤く腫れたりするみたいですので、ご注意を。

基本的には、"気軽に植物を口にしない" でかなりの危険は防げそうです。
後は、子供ですかね。すぐに意味不明な行動をしますからw

こんばんわ🌃

私も、植物にけっこう毒があるのに、へこんでます。
うちにも犬が、いますし、孫が、来た時を考えると、ゾッとします。
植物を扱うときは、手袋。
孫には、口に入れないよう、
手洗いですね。
綺麗な花には、毒あり・・
暖かくなると害虫も出て来るので、用心しなければ。

返信する

こんばんは。

キット、植物も必死に食べられるまいと生きて来たのでしょう。
その結果、毒性を持つようになったのではないでしょうか。
想像ですけど…w

そう考えると、食べても平気な植物に心の広さを感じますw

これらの毒は使い方を誤らなければ薬になるものも多いようです。
多くの命を奪うのと同時に、多くの命を救ってきたことも事実でしょう。

恐れつつも、知識をつけて自然と上手に付き合ってゆきたいです。

みんなの趣味の園芸にログイン/登録する

※コメントの書き込みには会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!