ptechさんの園芸日記

ギリシャのイチリンソウ

2018/03/20
ギリシャのイチリンソウ 拡大 写真1 ギリシャのイチリンソウ 拡大 写真2 ギリシャのイチリンソウ 拡大 写真3

アネモネ・ブランダ(Anemone blanda:キンポウゲ科イチリンソウ属)が咲きました。

アネモネ・ブランダは英名をバルカン・アネモネ(Balkan anemone)やギリシャ・イチリンソウ(Grecian windflower)と呼ばれるように、ギリシャからトルコ、レバノン、シリアにかけての地中海東部沿岸に分布する球根(塊茎)植物です。
夏に乾燥する地中海気候の石灰岩のがれ地で見られるようです。

春先になにもないところから蕾を立ち上げ、ブルーデージーに似た径4cmほどの花を開きます。
デージーと異なるのは、花は多数の薄い萼で構成され、花弁を持たないことです。

背丈は15cmほどで、始めは苞葉に包まれていますが、途中から苞葉を置き去りにして茎の頂点に紫青色や白、ピンクの花を1輪開きます。

3小葉の濃い緑の葉も茎の先に1葉ついて出てきます。

多くの夏前に枯れてしまうスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)は花から地上部がある時しか肥培できません。灌水がわりに頻繁に薄い液肥をやって肥培することが必要ですが、暖地ではなかなか太ってくれません。

アネモネ・ブランダは水はけのよい土壌で育ち、地上部分が枯れてしまう夏には乾燥状態になるのを好みます。
一般的に乾燥球根で売られていますが、乾燥球根に吸水させる時にカビが生え、腐ってしまうことが多いので、堀上げないで、雨のかからないところにポットのまま置いて、夏越させるのがいいと思います。

種小名ブランダはラテン語で、「滑らかな、へつらう」という意味もあるのですが、この花に限っては、当然「愛らしい、喜ばせる、魅力的な、楽しい」という意味です。

みんなのコメント(1)

初めまして。

なんて素的な色でしょう!
初めて見ました。
惚れますね!

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