ハクメイとミコチ ×渋谷区ふれあい植物センターコラボレーション企画 「植物園の歩き方」展開催中

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南の水族館で大規模改装が行われたと聞けば
布団を噛んで羨ましがり、
東の動物園でアニメとのコラボレーション企画が
大人気と知れば
五寸釘と藁人形を握り締めて悔しがり、
西の植物園がお洒落雑誌に掲載されたと見れば、
夜な夜な遠吠えしながら嫉妬に狂い、
北の博物館が素敵なミュージアムグッズを販売していれば、
すぐさま買って粗探しをし、
恥の多い人生でございます。

なによりも、我が園の知名度を上げるため、
植物園って面白いなと思ってもらうため、
何が出来るかと昼夜考えるあまり、
目は血走り、有らぬ事を口走り、脚はもつれ。。。
そんなある日、一本の電話がかかってきました。
曰く、「とある漫画を原作としたアニメを
放送するにあたり、
植物園でコラボレーション企画やりませんか」と
な。
受話器を上げた子一等賞ですので、
スタッフ宮内は瞬時に散らかったデスクから
メモ帳と鉛筆をかき集め、
「その話、他の園にも投げておられますか？」と
食い気味に聞いたのです。すると担当者さんは
「ええ、実は東京都内の＊＊園さんにもお話しております」とのこと。
決裁権も何も持っていない平スタッフ宮内、
そこでこう言いました。
「当園で一番最初にさせていただけるなら
ご希望の企画、全て検討させていだきますし、
大人の事情を出来るだけ少なくするように努力させていただきます」

こうして決定した、コラボレーション企画
「ハクメイとミコチ」×渋谷区ふれあい植物センター
植物園の歩き方 展

ただいま開催中です。
何処かの森の中で生きる
身長僅か9センチの人たちと
動物や昆虫の共存する、平和な世界のお話です。
ハクメイとミコチは物語の主人公の2人の女の子です。
ふれあい植物センターでは、
アニメのキャラクター設定ボードや
場面カットのパネル展示と共に、
実物大のハクメイとミコチや仲間たちの
アクリルカットを
まるで植物の中で遊んでいるようにガーデンの中に
配置しました。
とても小さい人たちなので早足で見て回ると
見落としてしまいそうになります。
また原作マンガのコラム「足下の歩き方」とリンクさせた
植物紹介パネルもあります。

展示が始まって既に半ヶ月が過ぎました。
東京都内のみならず全国から
ハクメイとミコチに会うために駆けつけてくださった
お客様で毎日園内が賑やかで、本当にありがたく感じています。
植物園っていいですね。植物って癒されますね。と
お声かけいただくと、
あの日電話をとってよかった！
＊＊植物園さんを押しのけて企画を先取りして
ほんとーーーによかった！！！！
としみじみ思います。

公式サイトは以下から
http://hakumiko.com
展示は今週末25日までです。

植物園の役割は色々ありますが、
どれだけ貴重な植物を管理していても
その植物が貴重であることや
植物の良さを広く知っていただけないと
存在する意味は薄れてしまうと個人的に思っています。
その為には、どんな事をしてでも、
多くの方に来ていただくしかないのです。
今回のコラボレーション企画は
アニメファンの方と植物を繋ぐ良い機会でした。
次は何が出来るかな？
多くの方に楽しんでいただけるように、
これからも努力したいと思います。

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