1年間の管理・作業の順番を①~⑧まで、
大まかに番号をつけていますので、参考にしてくださいね。
●作業
①鉢増し、株分け→
3~ 4月中に行います。
ポイント:遅くても4月中に鉢増しを行わないと、開花しなくなることもあります。
⑤芽かき →
4~ 7月(新芽は1バルブにつき1本に絞り、それ以外は全てとる)、
9~11月(花芽と葉芽を間違わないように、葉芽だけをとる)ポイント:3~4月にバルブにつき新芽を1本に決め、輪ゴムを目印代わりにつける。
⑥花芽の確認 →
9~11月(10月下旬には室内に取り入れます)
ポイント:花芽は丸い、葉芽は平ら、約10cmほど伸ばすと区別できます。
⑦支柱立て →
花茎が伸びてきたら、支柱をたてます。
ポイント:長めの支柱を立てますが、先端は逆U字型に曲げるか、発泡スチロールを 指しておきます。
●管理
②置き場 →
4~10月(戸外)、
11~ 3月(室内)
ポイント:6~9月の間、戸外に50%寒冷紗を張り、その下で管理するのが理想です
③水やり →
4~ 9月(たっぷりと)、
10~11月(やや少なめに)、
12~ 3月(乾いたのを確認してから)
ポイント:シンビは水が大好きです。特に初夏から初秋までは毎日たっぷりと。
④肥料やり →
4~ 9月(有機質肥料たっぷりと、緩効性化成肥料は規定量)、
10~11月(リン酸肥料を多めに)、12~ 3月(施しません)
ポイント:有機質肥料の場合、肥料食いと呼ばれるほどの大食漢です。ただし緩効性化成肥料は規定量を4~9月まで毎月与えます。
⑧開花 →
2~ 5月(夜温15℃以上は蕾を落とします)
ポイント:窓越しの光をしっかり花茎に当てます。夜間の最低温度(約15℃前後)に注意。シクラメンが開花していく温度帯が目安です。
まだ解説は続きます。また明日でっす。
左画像は、Cym.Tirol
真ん中画像は、Cym.Pommery
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うちの子、せっかく花芽が付いたのに、開花は一部で、どんどん蕾が落下!
返信するどうやら、夜の温度が高かったようです。そうですよね?
もう一つは、鉢を大きくしすぎたのかな?花芽がつきませんでした。。。
葉ばかりさんからの、脱却を目指します。
ちなみに、ミディ胡蝶蘭は無事開花させることができましたが、カトレアが全滅。。。
バルブは太りましたが、シースがあがりませんでした。
こちらは、夏、自宅東側に置いたために日照不足だったのでしょうか?
夏の置き場所を検討中です。。。
(庭に藤棚を作って、遮光ネットをかけ、その下に置こうかな?と。)
肥料喰い!肥料喰いなのですね!
返信するうちの子は一回も肥料を上げたことがないから、痩せていくのですね(^^;
チロルちゃん、かわいいですね。ラン!って感じですね。シンビジウムは、赤紫が一番発色がいいのでしょうか。
富山先生 シンピジューム解説ありがとうございます。
返信する大変勉強になります。
質問があります。
50%寒冷紗が理想とありますが、私は今まで葉焼けを起こさなければなるべく多くの日光に当てるという考えで、10%位の遮光しかしませんでした。
千葉県の九十九里浜近くの田舎ですが、これでも葉焼けは起こしませんでした。
50%遮光と言うのは鉢の温度上昇を防止する為かな?なんて推測してます。
50%遮光の根拠、もう少し詳しい解説をお願いしたいのですが。
お忙しい所、大変わがまま言いますが、よろしくお願い致します。
こんにちは~
返信する我が家には、シンビジウムが3鉢あります
2鉢は、まず間違いなく花を見ることが出来ますが(今年は1鉢のみでした)
もう1鉢は、同じ管理をしても咲いてくれません
どうしてなんでしょうか?
富山先生
返信する分かり易く、丁寧な解説をありがとうございます。勉強します。
この冬購入した、ミニシンビの処分品3鉢を何とか咲かせたいと思っています。花期が早いためか、2月頃から新芽がどんどん出ています。
一つのバルブに、二つの新芽が同時に出た時は、大きい方を残せばよいのでしょうか?隣のバルブとの混み具合などもあり、どちらを残すべきか、よく分かりません。舌切雀のお婆さんのように、あたしゃこっち、と決められなくて、困っています。 大きいつづらが良いとは限らないのではないかと、迷います。
また、たいして充実していないバルブがいくつかあり、こちらにも新芽が出ています。秋の葉芽を放置したのではないかと思うのですが、子供が子供を産んでどうするの?、という感じなのです。これなども取ってしまった方が良いのでしょうか?
こんなに質問攻めにしたのでは、ますますお時間が無くなってしまいますね。
明日も楽しみにしています。
トミー先生こんばんは
返信するシンビジューム講座毎回楽しみに拝見しています。
鉢増し、株分けは3~ 4月中ということは今でも良いということですね。
昔は八重桜が咲く頃などと言われてずっと4月中下旬頃していました。
今までミズゴケでしたが先日江尻宗一さんにもそれは古いと言われました。(笑)
今年からシンビジューム用土かモルバークを初めて使用してみようと思っています。
その際ミズゴケは全て落として根も水洗いしてもよろしいでしょうか。
先日HCで偶然シンビジュームの植え替え実演講座を見ました。最近は良いコンポストや肥料が出ていたのですね。
時代はどんどん変化している事に気付いた、目から鱗の講座でした。
これからも講座楽しみにしています。
こんばんは♪
返信するチャロとゴーヤさんがトミー先生のシンビ講座が始まると教えてくれたのですが、どこでするのか抜けていたので趣味の園芸の本を探していました。
例年、4月の桜が終わって鉢を外に出せるようになってから鉢増し、株分けを行っていたのですが、今年はストーブの付いた部屋で温風がシンビに当たらないようにして先日から植え替えをしています。今日も3鉢しました。
鉢を増ししたので大きい鉢(8,9号)が10個、テーブルシンビのような少し小ぶりの鉢(5,6号鉢)が8個です。
小ぶりのシンビの花が黄色くなって落ちてしまいます。どうして落ちるのでしょう?原因として何が考えられますか?花が落ちる原因について解説していただけたらとおもいます。
ばんたさんへ
返信する>ちなみに、ミディ胡蝶蘭は無事開花させることができましたが、カトレアが全滅。。。
バルブは太りましたが、シースがあがりませんでした。
こちらは、夏、自宅東側に置いたために日照不足だったのでしょうか?
夏の置き場所を検討中です。。。
(庭に藤棚を作って、遮光ネットをかけ、その下に置こうかな?と。)
コチョウランの開花、おめでとうございます。
素晴らしいですね。
カトレヤは一度でも作落ちしてしまうと、開花しなくなってしまいますから、たいへんかもしれないですね。
春~秋に50%遮光ネットのしたで栽培することが必須かもしれません。
頑張ってくださいね。
トミー
早咲さんへ
返信する>肥料喰い!肥料喰いなのですね!
うちの子は一回も肥料を上げたことがないから、痩せていくのですね(^^;
シンビジウムは多肥栽培されたほうが開花しやすくなると思いますよ。ランの肥料じゃなくても大丈夫なので
お花の肥料をあげてください。
高濃度になった液体肥料はよくないので
施さないようにしてくださいね。
>チロルちゃん、かわいいですね。ラン!って感じですね。シンビジウムは、赤紫が一番発色がいいのでしょうか。
もともと昔からやや赤紫色のお花が多かったと思います。
時代とともに
蛍光灯下で鑑賞することになったので
いつしかパステル調の色彩が好まれ、
ピンク系のものが増えたんだと思います。
赤紫系は太陽光下で鑑賞すると
めっちゃきれいですよ。
ぜひ一度
光質が異なる光環境下で
鑑賞してみてくださいね。
ランのお花の花弁は二重構造になっておりますから、
光の質が変わると
見え方も変わってくるんです。
コメントありがとうございます。
トミー
HANASOUSA(花匝瑳)さんへ >50%寒冷紗が理想とありますが、私は今まで葉焼けを起こさなければなるべく多くの日光に当てるという考えで、10%位の遮光しかしませんでした。
返信する千葉県の九十九里浜近くの田舎ですが、これでも葉焼けは起こしませんでした。
50%遮光と言うのは鉢の温度上昇を防止する為かな?なんて推測してます。
50%遮光の根拠、もう少し詳しい解説をお願いしたいのですが。
お忙しい所、大変わがまま言いますが、よろしくお願い致します。
おっしゃるとおりだと思います。
ボクもオフィス前に置いて栽培しているシンビジウムは
遮光せずに栽培しております(爆笑)。
わが国の光環境は
春と秋が5万ルクス、夏が10万ルクス、冬が1万ルクスとしますと、
シンビジウムの光要求度は5~8万ルクスだと思います。
つまり、真夏のみの遮光がいいと思います。
50%遮光と書いた理由は念のために書いた感じが否めません(爆笑)。
一般家庭では、風通しの悪いところで栽培してしまうことが多く、簡単に葉焼けを起こしてしまうかたが多いんです。
栽培とはなんぞや?とご理解されているかたがたと
はじめての栽培というかたでは、
風通しを意識した置き場の違いが顕著にあらわれてきます。
HANASOUSA(花匝瑳)さんがおしゃっていることが
大正解だと思いますよ。
コメントありがとうございます。
トミー
kominさんへ >我が家には、シンビジウムが3鉢あります
返信する2鉢は、まず間違いなく花を見ることが出来ますが(今年は1鉢のみでした)
もう1鉢は、同じ管理をしても咲いてくれません
どうしてなんでしょうか?
ランのような多年草は
基本的に生存できればそれでいいのです。
開花っていう現象は前提条件として身体が出来上がったときのみで、身体ができあがっていないと
開花する必要がないということで、
平然と彼らは生きていくのです。
DNAには生存と繁殖の2大命令があるのですが、
どうもただの生存だけで満足しているランも少なくありません(苦笑)。
同じ管理をしていても、置き場がちょっとずれているだけで、光り、通風、乾湿、施肥状態など変化が生じてきて、ちょっとした作落ち状態になってしまうことがあるのです。
今年、開花しなかったら、
来年、まとめて開花してくれることもありますから
気長にお付き合いくださいませ。
コメントありがとうございます。
トミー
小春 さんへ
返信する>この冬購入した、ミニシンビの処分品3鉢を何とか咲かせたいと思っています。花期が早いためか、2月頃から新芽がどんどん出ています。 一つのバルブに、二つの新芽が同時に出た時は、大きい方を残せばよいのでしょうか?
秋に出た新芽など、その先端の葉が割れていたなら、大きくてもとったほうがいいと思います。それが作落ちの始まりなんです。できましたら、3~4月に出始めたものを1本に残して栽培したほうがいいと思います。
>隣のバルブとの混み具合などもあり、どちらを残すべきか、よく分かりません。舌切雀のお婆さんのように、あたしゃこっち、と決められなくて、困っています。
新芽は大きなバルブに生長させないといけないので、スペースがあるほうを残してくださいね。
>たいして充実していないバルブがいくつかあり、こちらにも新芽が出ています。秋の葉芽を放置したのではないかと思うのですが、子供が子供を産んでどうするの?、という感じなのです。これなども取ってしまった方が良いのでしょうか?
中途半端なバルブはとったほうがいいかもしれないです。
葉の枚数分だけ、芽が残っていますから(花がでていたあとがあれば、その芽は消費されています)、
思い切って、芽かきして
この3月下旬から再スタートしたほうがいいかもしれないですね。
コメントありがとうございました。
トミー
チゃロとゴーヤさんへ >シンビジューム講座毎回楽しみに拝見しています。
返信する鉢増し、株分けは3~ 4月中ということは今でも良いということですね。
昔は八重桜が咲く頃などと言われてずっと4月中下旬頃していました。
3月~5月中でしたら、植え替えはしないよりしたほうがいいと思いますよ(笑)。
>今までミズゴケでしたが先日江尻宗一さんにもそれは古いと言われました。(笑)
今年からシンビジューム用土かモルバークを初めて使用してみようと思っています。
その際ミズゴケは全て落として根も水洗いしてもよろしいでしょうか。
昔はミズゴケで栽培しておりましたよ。本当はミズゴケのほうが栄養があっていいと思いますが・・・。
シンビ業界はコストの面でバークにかえていったんです。
デンドロ業界はミズゴケからヤシガラにかえていきました。
ランの植え込み材料は水やりの頻度との関係で、植え込み材料は絶対にこれっていう決まりはないと思います。
現在はニュージーランド産のバークが流行っておりますよね。そのシンビ用のバークで植え込んで、水を多めにかけているとよく育ちますよん。ミズゴケ栽培とは水やりの量が極端に変わってくると思います。
シンビの土(軽石+バーク)に植え替えるときは、
もとのミズゴケは取ったほうがいいと思います。
もしとらないと、そのミズゴケが数年後に腐敗して
根も腐ってしまいます。根腐れの原因にならないように注意しましょう。
>先日HCで偶然シンビジュームの植え替え実演講座を見ました。最近は良いコンポストや肥料が出ていたのですね。
時代はどんどん変化している事に気付いた、目から鱗の講座でした。
これからも講座楽しみにしています。
栽培、ぐあんばあってくださいね。
綺麗に咲かせてあげてくださいませ。
コメントありがとうございます。
トミー
オランジュリーさんへ >例年、4月の桜が終わって鉢を外に出せるようになってから鉢増し、株分けを行っていたのですが、今年はストーブの付いた部屋で温風がシンビに当たらないようにして先日から植え替えをしています。今日も3鉢しました。
返信する鉢を増ししたので大きい鉢(8,9号)が10個、テーブルシンビのような少し小ぶりの鉢(5,6号鉢)が8個です。
小ぶりのシンビの花が黄色くなって落ちてしまいます。どうして落ちるのでしょう?原因として何が考えられますか?花が落ちる原因について解説していただけたらとおもいます。
すごいですね、20鉢近く栽培されていらっしゃるんですね。
花が落ちる原因は、花粉塊がとれて、エチレンガス(老化ホルモン)が発生して、花が急激に老化して枯れ落ちてしまうことが考えられます。
また夜の温度が20℃近くあっても、花の老化がはやくなってしまいます。
花を生長を止めるには
昼と夜の温度を同じにして
5~7℃がいちばん長持ちします。
しかし株は寒さでやや傷んでしまいます。
理想は10℃前後でなるべく昼夜の温度を一定にすれば長く持つと思います。
ガスストーブや石油ストーブで加温しているハウスや室内では、換気をちゃんとしておかないと、急激に枯らしてしまうことがよくあります。一酸化炭素中毒的なことがお花でもあるんです。
コメントありがとうございます。
トミー
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