Kite.comさんの園芸日記
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作庭師と称する矍鑠とした尊翁との出逢い!

2018/05/22
作庭師と称する矍鑠とした尊翁との出逢い! 拡大 写真1 作庭師と称する矍鑠とした尊翁との出逢い! 拡大 写真2 作庭師と称する矍鑠とした尊翁との出逢い! 拡大 写真3

 Y氏に伴われて伺ったM師宅の門前には、なぜかオモダカを植えた水瓶が置かれている。門を入ると、決して広くはない庭ではあるが、まさに自然の池水とその畔に息づく植物たちの風雅な世界が広がっていた。
 八十路を越えたいまでも、年に数度は京都を訪れ、造園の仕事に携わる現役の作庭師でいらっしゃるとのこと。

 えっ、作庭師? それって何?

『作庭記』という書物があるという。平安時代に書かれた日本最古の庭園書である。その名称は江戸時代中期に塙保己一の編纂した『群書類従』に収められて流布したもので、それ以前は『前栽秘抄』と呼ばれたという。
 ちなみに、枯山水という言葉の出典もこの『作庭記』だとか。
 すなわち、作庭師は、ここをもって起源とすると言っても過言ではなかろう。
「庭石、樹木や池、水路から芝などを含めて、庭を一つの造形空間として設計施工、製作する人、またその樹木などの植物の生育を管理し、定期的に剪定したりする管理の仕事もする専門家である。」
 これは、庭師のWikipediaにおける解説である。作庭師も、同様と考えていいだろうか。

 迎賓館赤坂離宮和風別館庭園、ホテルニューオータニ日本庭園、神奈川県立武道館庭園など、数多くの名園を手掛けた昭和初期の造園界の巨匠・岩城宣太郎氏に師事したと仰るM師。
 その岩城氏の言葉に、「自分の人格を越える庭は作れない。」という名言があるそうだ。心地よい言葉ではあるが、耳に痛い言葉でもある。
 私は、そして諸兄姉は何を作ってきたのだろうか。そして、何を作っていこうとしているのか? そうしてできたモノがへなちょこだったら、それは人格の裏返しだなんて、胸にも刺さる言葉だね。

 清々しさと、一抹の鬱陶しさを抱え、M氏宅を後にした次第である。
 トボトボ。。。。。。。。。(へ *ToT)へ

 あっ、まさかM師の家紋が沢瀉(おもだか)紋だなんて、それはあまりにも穿ち過ぎた見方だよね。

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みんなのコメント(4)

美しいお庭ですね。
お話が、衝撃です。
家の、草を抜けないぼうぼうなところは、、、。。うれしい顔
冷静に、振り返りたいと思います。
御写真、素敵です。Kiteさんの人格ですね。ウィンク

返信する

あの海が見える坂道から さん、おはようございます^^

花咲いたよとお電話を頂き、あそこのお庭面白いよと連れて行って下さる。

あの方からこの方へ。
いろいろつなげて頂ける花友の輪!
有難いものですね。

いえ、いえ、このくらいの年となりますと、人格を隠す術も心得ております。撮ったモノが人格を表さないという術も(;^_^A

こんにちは!
本当にすごく素敵なお庭ですね。
作庭師ですか‥
庭師より格調高い感じですね。
私はいたって不調法で、京都のはずれに住んでいながら、作り込まれた庭の風情がなかなか理解できません。
本当の野山に近い奈良のお寺の方がよく行くくらいです。
なので、人格と言われてもねえ‥
野あそびなつみかん路線で私は十分!
という開き直りで‥(笑)

返信する

越す、越さない。。。
そう、人格といわれてもねぇ~(^^ゞ

目に見えないモノだし、お腹も膨れない。

では、わたしゃ~、狭山のブラ散歩路線のままひた歩くことにしますか(笑)

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